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【金相場】21日のNY金相場は、ここ最近の上昇を受けた利益確定売りに押されたほか、ドル高が相場の重しとなり反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1167.10ドル(-10.40ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、主要経済指標など手掛かり材料に欠けたことから、序盤は方向感に乏しく前日終値を挟んでもみ合うなど小動きな展開で推移した。しかしその後は、ここ最近の上昇を受けた利益確定の動きなどから売りが活発化し、相場は売りが優勢の地合いに軟化。また、欧州中央銀行(ECB)定例理事会を翌22日に控え、追加金融緩和を決定する可能性もあるとの見方から、外為市場ではユーロ安・ドル高が進むのではとの思惑も相場の重しとったほか、原油をはじめ商品相場安を背景に、インフレの見通しが弱まっている事も材料視され、この日はマイナス圏で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値1179.30ドル、安値1163.20ドル、終値1167.10ドル。
国内の金相場はマイナスに転じたNY市場の値動きを映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,898円(-34円)と、昨日の上げ幅を戻し、およそ2ヶ月ぶり(8月24日相場来)の高値を付けた昨日相場から本日は反落となりました。
《10月現在の金相場価格推移(小売)》
10/22 4898円 (-34円)
10/21 4932円 (+36円) ※最高値
10/20 4896円 (-14円)
10/19 4910円 (-15円)
10/16 4925円 (-6円)
10/15 4931円 (+44円)
10/14 4887円 (+6円)
10/13 4881円 (+91円)
10/09 4790円 (-17円)
10/08 4807円 (-23円)
10/07 4830円 (+39円)
10/06 4791円 (+10円)
10/05 4781円 (+96円)
10/02 4685円 (-6円) ※最安値
10/01 4691円 (-43円)
本日までの10月金相場平均価格:4,842円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、中国株の下落や、ドル高、利益確定売りに相場を圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス677.15ドル(-17.70ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移した。しかし、その後は次第に利益確定の動きが広がり売りが出たほか、中国株価の下落が意識され相場は売りが優勢に反転。また、原油安の進行や、ドル高が相場の重しとなったほか、軟調に推移している金やプラチナの値動きを眺め、パラジウムも売りが広がり下げ幅を拡大した。途中、米の株価がプラス圏に浮上した事を好感され、やや下げ幅を縮小する場面もあったが、再び売りに転じた株価や、ドル高の進行に相場を圧迫され、この日は売りが優勢で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値697.00ドル、安値672.60ドル、終値677.15ドル。
国内のパラジウムは売りが優ったNY市場の値動きを映して反落。小売では1gあたり2,926円(-71円)と、マイナスに転じ、2日相場以来およそ3週間ぶりの安値に軟化しました。
《10月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/22 2926円 (-71円)
10/21 2835円 (+49円)
10/20 2786円 (-33円)
10/19 2819円 (-32円)
10/16 2851円 (+11円)
10/15 2840円 (+48円)
10/14 2792円 (-21円)
10/13 2813円 (-60円)
10/09 2873円 (+43円)
10/08 2830円 (-64円)
10/07 2894円 (+81円) ※最高値
10/06 2813円 (-65円)
10/05 2878円 (+119円)
10/02 2759円 (+91円)
10/01 2668円 (-16円) ※最安値
本日までの10月パラジウム相場平均価格:2,976円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1166.90ドル、パラジウムは678.35ドル、為替は1$119円90銭前後の値動きで推移しております。