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【金相場】週明け19日のNY金相場は、週末取引きに続き利益確定売りが出たことや、良好な内容となった米の住宅関連指数を背景に売りが優り続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1172.80ドル(-10.30ドル)と、2営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、およそ4カ月ぶりの高値を付けた反動で利益確定売りが出た先週末の流れを引き継ぎ、序盤より売りが先行した。また、この日発表された中国の7-9月期GDPは前年比+6.9%と、景気の減速傾向を改めて示す内容となったものの、市場予想(+6.8%)を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げの支障にならないとの見方から、金を買い戻す動きにはつながらなかった。このほか、外為市場では今週22日に開かれる欧州中銀(ECB)理事会で、緩和策拡大が示唆される可能性がありユーロ売り・ドル買いが進行。ドル建ての金商品は割高感からも相場を圧迫され売りが加速した。途中、ドル買いが一服した事や、株価の伸び悩みを眺めた買い戻しから下げ幅をやや縮める場面もあったが、良好な内容となった米の住宅関連指数(10月住宅市場指数)を受けた売り圧力に押され、結局マイナス圏でこの日の取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値1178.20ドル、安値1168.30ドル、終値1172.80ドル。
国内の金相場は売りが継続した週明けのNY市場を映して軟調に推移。小売ベースでは1gあたり4,896円(-14円)と、3営業日続落となりました。
《10月現在の金相場価格推移(小売)》
10/20 4896円 (-14円)
10/19 4910円 (-15円)
10/16 4925円 (-6円)
10/15 4931円 (+44円) ※最高値
10/14 4887円 (+6円)
10/13 4881円 (+91円)
10/09 4790円 (-17円)
10/08 4807円 (-23円)
10/07 4830円 (+39円)
10/06 4791円 (+10円)
10/05 4781円 (+96円)
10/02 4685円 (-6円) ※最安値
10/01 4691円 (-43円)
本日までの10月金相場平均価格:4,831円/g
【パラジウム相場】週明け19日のNYパラジウム相場は、発表された中国GDPを受けた同国景気の減速懸念や、ドル高、原油安を背景に売りが優り軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス688.10ドル(-11.30ドル)と、2営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、702.05ドルと高寄りするも利益確定売りが進んだ前週末の流れを引き継ぎ序盤より軟調に推移した。また、この日発表された中国の国内総生産(GDP)は、市場予想では上回ったものの、依然として伸び悩む内容となったことから同国景気の減速が意識され売り材料視された。このほか、ユーロ圏の追加金融緩和をめぐる思惑から外為市場ではドルがユーロに対して上昇。ドル建てのパラジウムは割高感から相場を圧迫されたほか、原油相場の下落や、軟調に推移している金やプラチナなど他貴金属の値動きにつられ下げが広がった。途中、ドルの上昇が一服したことや、安値拾いの買い戻しからやや下げ幅を縮める場面もあったが、上昇に勢いはなく結局売り優勢で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値702.05ドル、安値677.00ドル、終値688.10ドル。
国内のパラジウムは、引き続き売り地合いとなった週明けの海外相場を映して続落。小売では1gあたり2,948円(-33円)と、2営業日続落となりました。
《10月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/20 2948円 (-33円)
10/19 2981円 (-32円)
10/16 3013円 (+11円)
10/15 3002円 (+49円)
10/14 2953円 (-22円)
10/13 2975円 (-59円)
10/09 3034円 (+42円)
10/08 2992円 (-64円)
10/07 3056円 (+81円) ※最高値
10/06 2975円 (-65円)
10/05 3040円 (+119円)
10/02 2921円 (+92円)
10/01 2829円 (-16円) ※最安値
本日までの10月パラジウム相場平均価格:2,978円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1170.15ドル、パラジウムは685.50ドル、為替は1$119円53銭前後の値動きで推移しております。