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【金相場】7日のNY金相場は売り買いが交錯する中、引き続き年内利上げ観測の後退による思惑から買いが優勢となり続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1148.70ドル(+2.30ドル)と、小幅ながら4営業日続伸して取引きを終了。序盤の金相場は、買いが優勢となった前日までの流れを引き継いだほか、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移したことによる割安感からも買いを集め堅調に推移した。その後、ドルが徐々に買い戻された事から、相対的に金は売りが優勢となりマイナス圏に反転。しかし、年内の利上げ観測が後ずれするのではとの思惑などが引き続き相場の支えとなり、取引き終盤にかけて買い戻される展開となった。
国内の金相場はNY市場では引き続き買いが優ったものの、為替が円高に振れた事を受けて反落。小売ベースでは1gあたり4,807円(-23円)と、前日までの連続高が一服し、4営業日ぶりにマイナスに転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/08 4807円 (-23円)
10/07 4830円 (+39円)
10/06 4791円 (+10円)
10/05 4781円 (+96円)
10/02 4685円 (-6円) ※最安値
10/01 4691円 (-43円)
09/30 4734円 (-15円)
09/29 4749円 (-87円)
09/28 4836円 (-4円)
09/25 4840円 (+67円) ※最高値
直近10営業日の金相場平均価格:4,774円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、前日におよそ3ヶ月ぶりの高値をつけた反動から利益確定売りに押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス699.50ドル(-8.20ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。序盤のパラジウムはここ最近の高値を付けた前日相場の流れを引き継ぎ堅調に推移。また、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移したことから、割安感が生じ買いを集めたほか、引き続き需要増加観測が意識され、一時この日の高値714.00ドルまで上昇した。しかし、その後はドルの買い戻しから売りが出たほか、前日に付けた高値反動から利益確定売りに押され相場はマイナス圏に反転。途中、プラチナが南アフリカの鉱山閉鎖を背景に堅調に推移しているのを眺めてパラジウムもやや買い戻されるも、結局この日は売りが優勢で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値714.00、安値691.00ドル、終値699.50ドル。
国内のパラジウムはマイナスに転じた海外相場や、為替要因から軟調に推移し反落。小売では1gあたり2,992円(-64円)と、昨日直近高値(7月3日相場以来およそ3ヶ月ぶり)を付けた反動もあって、本日はマイナス圏での推移となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/08 2992円 (-64円)
10/07 3056円 (+81円) ※最高値
10/06 2975円 (-65円)
10/05 3040円 (+119円)
10/02 2921円 (+92円)
10/01 2829円 (-16円)
09/30 2845円 (+43円)
09/29 2802円 (-82円) ※最安値
09/28 2884円 (+55円)
09/25 2829円 (-38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,917円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1144.50ドル、パラジウムは691.80ドル、為替は1$119円91銭前後の値動きで推移しております。