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【金相場】週明け5日のNY金相場は、前週末の急騰から利益確定売りが出やすかった一方で、引き続き米の年内利上げ観測後退よる買い安心感が継続し小幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1137.60ドル(+1.00ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を伸ばし、2営業日続伸して取引きを終了。この日の金相場は、予想外に低調な米雇用統計を受けて大幅上昇した前週末相場の反動から、取引き開始前の時間外取引では利益を確定する動きが強まり売りが先行した。また、ドル高や、米欧の株式相場が堅調に推移するなどリスク選好の動きが台頭した事から、金は下押される場面があったが、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利上げ観測が後退し、金への資金流入が続くとの見方が相場を支え再びプラス圏に浮上。その後も、売り買いが交錯し小動きな状況が続いたが、結局この日も買いが優勢で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値1141.60ドル、安値1129.60ドル、終値1137.60ドル。
国内の金相場は、引き続き買いが優勢となった週明けのNY市場を映して続伸。小売ベースでは1gあたり4791円(+10円)と、小動きながら2日続伸し堅調に推移しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
10/06 4791円 (+10円)
10/05 4781円 (+96円)
10/02 4685円 (-6円) ※最安値
10/01 4691円 (-43円)
09/30 4734円 (-15円)
09/29 4749円 (-87円)
09/28 4836円 (-4円)
09/25 4840円 (+67円) ※最高値
09/24 4773円 (+23円)
09/18 4750円 (+14円)
直近10営業日の金相場平均価格:4,763円/g
【パラジウム相場】週明け5日のNYパラジウム相場は、ここ最近の急騰による反動から利益確定売りに押され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス689.20ドル(-8.40ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、需要増加観測を背景に大幅続伸(7月1日以来3ヶ月ぶりの高値)となった前週末相場の流れを引き継ぎ序盤は買いが先行。節目の700ドルを上回って堅調に推移した。しかしその後は、外為市場でドルが堅調に推移した事による割高感や、ここ最近の急伸による利益確定売りが出た事で相場は売りに反転。このほか、供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合景況指数が、前月値・市場予想を共に下回った事も一部売り要因となり、結局この日は3営業日ぶりにマイナス圏に転じて取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値713.25ドル、安値684.70ドル、終値689.20ドル。
国内のパラジウムは、海外相場が最近の急騰に対する反動もあって売りに転じた事を映し軟調に推移。小売では1gあたり2,975円(-65円)と、最近の高値推移から一服し、3営業日ぶりにマイナス圏での推移となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
10/06 2975円 (-65円)
10/05 3040円 (+119円) ※最高値
10/02 2921円 (+92円)
10/01 2829円 (-16円)
09/30 2845円 (+43円)
09/29 2802円 (-82円)
09/28 2884円 (+55円)
09/25 2829円 (-38円)
09/24 2867円 (+232円)
09/18 2635円 (-43円) ※最安値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,863円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:40現在の金相場は1トロイオンス1137.40ドル、パラジウムは689.85ドル、為替は1$120円48銭前後の値動きで推移しております。