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【金相場】週明け14日のNY金相場は、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードが広がる中、安値拾いの買い戻しや、日中欧米での株安が意識され反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1107.70ドル(+4.40ドル)と、買いが優勢で取引きを終了した。この日の金相場は、軟調に推移した前週末の安値反動から買い戻しの動きが活発化し、序盤より小高く推移。また、13日に発表された中国の8月鉱工業生産が市場予想を下回る伸びにとどまり、同国景気への先行き懸念から日・中・欧・米で株安となったことで、安全資産としての金買いが需要が強まった。このほか、外為市場ではドルが軟調に推移した事による割安感も相場の上昇を手伝ったが、17日にFOMC声明の発表や、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を控えた様子見ムードが広がった事で、相場の値動きは限定的となった。中心12月限の値動きは、高値1109.80ドル、安値1102.60ドル、終値1107.70ドル。
国内の金相場はNY市場では買いが優ったものの、ほぼ横ばい圏ながら小幅に下振れ続落。小売ベースでは1gあたり4,681円(-2円)と、2日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/15 4681円 (-2円)
09/14 4683円 (-31円)
09/11 4714円 (+40円)
09/10 4674円 (-61円) ※最安値
09/09 4735円 (+37円)
09/08 4698円 (+23円)
09/07 4675円 (-64円)
09/04 4739円 (-48円)
09/03 4787円 (-3円)
09/02 4790円 (-30円) ※最高値
直近10日間の金相場平均価格:4,718円/g
【パラジウム相場】週明け14日のNYパラジウム相場は、低調な内容となった中国の経済指標を背景に、同国景気への警戒感の強まりや、日中欧米で株安となった事が嫌気され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス587.80ドル(-3.20ドル)と、小幅ながら2営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は売りが優った前週末相場の安値反動や、ドル安の流れを受けて買いが先行した。しかし、中国国家統計局が13日に発表した8月鉱工業生産が、市場予想を下回るなど軟調に推移した事を背景に、14日の中国・上海株も大きく下げるなど中国景気の減速が鮮明になっていることが意識され、需要減退を警戒した売りが優勢となった。また、同時に日本や、米欧などの株式相場も連れ安となった事が嫌気されたほか、原油安や、軟調に推移しているプラチナの値動きを眺めてパラジウムも売られ下げ幅を拡大した。ただ、売り一巡後は引き続きドル安による割安感が相場を下支えし、再び買い戻される場面もあったが、16-17日に渡って開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが広がる中、積極的な売買が手控えられ結局マイナス圏で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値598.80ドル、安値582.80ドル、終値587.80ドル。
国内のパラジウムは、引き続き売りが優勢となったNY市場を映して反落。小売では1gあたり2,575円(-33円)と、前日におよそ2週間ぶりの高値を付けた反動もあって、本日は3営業日ぶりにマイナス圏での推移となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/15 2575円 (-33円)
09/14 2608円 (+16円) ※最高値
09/11 2592円 (+65円)
09/10 2527円 (-70円)
09/09 2597円 (+59円)
09/08 2538円 (+43円)
09/07 2495円 (-21円) ※最安値
09/04 2516円 (-43円)
09/03 2559円 (+43円)
09/02 2516円 (-92円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,552円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1108.85ドル、パラジウムは587.40ドル、為替は1$120円42銭前後の値動きで推移しております。