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【金相場】26日のNY金相場は、リスク回避姿勢の後退やドル高を背景に売りが優勢となり3日続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1124.60ドル(-13.70ドル)と、中心終値では先週18日相場以来およそ1週間ぶりの安値で取引きを終了。この所の中国経済の先行き不安を背景とした世界的な株安連鎖は一先ず落ち着きをみせ、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退。米国の株式相場が上昇する中、安全資産としての金買い需要が後退し序盤より軟調に推移した。また、この日発表された米の7月耐久財受注が市場の予想に反して良好な内容となった事をきっかけに、外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇。ドルが買われたタイミングで、割高感からも金を売る動きが活発化し下げ幅を拡大した。その後売り一巡後は、ダドリーNY連銀総裁が、「9月の利上げ決定の見通しは低下」と述べたことで、金は買い戻しに転じ、一時1126.00ドルまで反発。それ以降は、1125ドル付近で下げ渋る展開となった。
国内の金相場は前日に続き軟調に推移したNY市場を映して続落。小売ベースでは1gあたり4,739円(-31円)と4日続落し、月初の4日相場以来およそ3週間ぶりの安値水準で推移となりました。
《本日までの8月の金相場価格推移(小売)》
08/27 4739円 (-31円)
08/26 4770円 (-42円)
08/25 4812円 (-127円)
08/24 4939円 (-47円)
08/21 4986円 (+63円) ※最高値
08/20 4923円 (+54円)
08/19 4869円 (-10円)
08/18 4879円 (+11円)
08/17 4868円 (+4円)
08/12 4864円 (+42円)
08/11 4822円 (+73円)
08/10 4749円 (-13円)
08/07 4762円 (+18円)
08/06 4744円 (+3円)
08/05 4741円 (+24円)
08/04 4717円 (-42円) ※最安値
08/03 4759円 (+20円)
8月現在の金相場平均価格:4,820円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、良好な内容となった米の経済指標を受けたドル高に相場を圧迫され続落。中心限月の9月限は1トロイオンス529.65ドル(-10.45ドル)と4日続落し、中心終値では2010年9月10日相場以来およそ4年11ヶ月ぶりの安値水準で取引きを終了。中国の追加緩和策の実効を受け、世界的な株安連鎖はとりあえず落ち着つきをみせたものの、依然として同国経済への先行きについて懐疑的な見方は根強く、需要後退が引き続き意識された事からパラジウムは序盤より売りが先行した。一方で、米の株式相場が上昇したほか、堅調に推移しているプラチナの値動きを眺めて、パラジウムも買い戻される場面もあった。しかし、その後に発表された米の経済指標(7月耐久財受注)が予想に反して良好な内容となった事から、外為市場ではドルが上昇。ドル建てのパラジウムは割高感に相場を圧迫され再び売りに反転した。また、原油相場が値を下げた事も材料視され、結局この日も売りが優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは海外相場では引き続き軟調に推移したものの、時間外取引の買い戻しや、円安を受けた上昇分から4営業日ぶりに反発。小売では1gあたり2,349円(+11円)と、連日の下落が一服し下げ止まる展開となりました。
《本日までの8月のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/27 2349円 (+11円)
08/26 2338円 (-130円) ※最安値
08/25 2468円 (-194円)
08/24 2662円 (-119円)
08/21 2781円 (+38円)
08/20 2743円 (+43円)
08/19 2700円 (-70円)
08/18 2770円 (-16円)
08/17 2786円 (+32円) ※最高値
08/12 2754円 (±0円)
08/11 2754円 (+54円)
08/10 2700円 (-27円)
08/07 2727円 (+27円)
08/06 2700円 (-5円)
08/05 2705円 (+16円)
08/04 2689円 (-76円)
08/03 2765円 (-32円)
8月現在のパラジウム相場平均価格:2,670円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1129.30ドル、パラジウムは542.45ドル、為替は1$120円23銭前後の値動きで推移しております。