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【金相場】週明け17日のNY金相場は、冴えない内容となった米の経済指標を背景に買われ反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1118.40ドル(前週末比+5.70ドル)と、3営業日ぶりにプラス圏で取引きを終了。この日の金相場は、前週の中国・人民元切り下げを受けた同国の景気先行き不安の強まりが引き続き意識され、安全逃避への買いが継続し序盤より小高く推移した。また、この日発表されたニューヨーク連銀地区の8月製造業景況指数が、リセッション(景気後退)以来の深い落ち込みとなったことから、外為市場ではドルが軟調に推移。ドル建ての金商品は割安感からも買いを集め上げ幅を拡大。一時1122ドル超まで上昇した。途中、発表された全米住宅建設業者協会(NAHB)の8月住宅市場指数が予想通りの上昇となり良好な内容となった事から、ドルが反発する場面では上値を抑えられたほか、夏季休暇を取る市場参加者も多かった事から積極的な買いは手控えられ、引けにかけてやや上げ幅を縮小してこの日の取引きを終えた。中心12月限の金の値動きは、高値1122.20ドル、安値1112.90ドル、終値1118.40ドル。
国内の金相場はプラスに転じたNY市場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,879円(+11円)と4営業日続伸し、連日で月初来高値を更新。昨日同様に、先月17日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に値戻すなど堅調地合いとなりました。
《本日までの8月の金相場価格推移(小売)》
08/18 4879円 (+11円) ※最高値
08/17 4868円 (+4円)
08/12 4864円 (+42円) ※最高値
08/11 4822円 (+73円)
08/10 4749円 (-13円)
08/07 4762円 (+18円)
08/06 4744円 (+3円)
08/05 4741円 (+24円)
08/04 4717円 (-42円) ※最安値
08/03 4759円 (+20円)
8月現在の金相場平均価格:4,791円/g
【パラジウム相場】週明け17日のNYパラジウム相場は、低調な内容となった米の経済指標(8月ニューヨーク連銀製造業景気指数)を背景に売りが優勢となり反落。中心限月の10月限は1トロイオンス613.80ドル(前週末比-3.70ドル)と、小幅ながら値を下げマイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は前日終値を挟み売り買いが交錯した。その後、発表された8月のニューヨーク州製造業景況指数が、前月値から大幅に悪化し、市場予想も下回ったことから、徐々に売りが優勢の展開に。また、前週の中国による人民元の切り下げを受けた、同国の景気先行き不安の強まりが、引き続き意識された事も相場の重しとなり下げ幅を拡大した。ただ、全米住宅建設業者協会(NAHB)が発表した8月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数が約10年ぶりの高い水準となった事による米の株式相場の上昇や、原油相場の反発を好感され再び買い戻されたほか、プラチナが節目の1000ドルにのせた事を眺めた追随買いも入り、引けにかけてやや下げ幅を縮小してこの日の取引きを終えた。中心9月限のパラジウムの値動きは、高値619.70ドル、安値608.85ドル、終値613.80ドル。
国内のパラジウム相場は、値を下げた週明けの海外相場を映して反落。小売では1gあたり2,770円(-16円)と、小幅に値を下げ本日はマイナスに転じました。
《本日までの8月のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/18 2770円 (-16円)
08/17 2786円 (+32円) ※最高値
08/12 2754円 (±0円)
08/11 2754円 (+54円)
08/10 2700円 (-27円)
08/07 2727円 (+27円)
08/06 2700円 (-5円)
08/05 2705円 (+16円)
08/04 2689円 (-76円) ※最安値
08/03 2765円 (-32円)
8月現在のパラジウム相場平均価格:2,735円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1119.05ドル、パラジウムは613.50ドル、為替は1$124円44銭前後の値動きで推移しております。