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2015年08月05日海外相場は売り買いまちまちとなったが、国内では円安進行を背景に貴金属は総じて上昇↑

【金相場】4日のNY金相場は動意に乏しく全体的に薄商いの中、小幅に値を上げ反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1090.70ドル(+1.30ドル)と、ほぼ横ばい圏ながらプラスに転じて取引きを終了。序盤の金相場は、ドル高に相場を押される場面もあったが、値を下げた前日の安値反動から買い戻され小高く推移した。また、米の株価が引き続き軟調推移となったほか、原油相場の上昇が支援材料となり、金は上げ幅を拡大。一時この日の高値1094ドル超まで上昇した。ただその後は、外為市場ではドルがユーロに対して切り返され上昇した事から、金相場も徐々に上げ幅を縮小。米連邦準備制度理事会(FRB)の、年内利上げ観測の強まりも上値を抑える要因となり、この日は小幅高となった。

国内の金相場は小幅に値を上げたNY市場や、円安要因を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,741円(+24円)と、昨日の下げ幅を若干値戻し本日はプラスに転じました。

《直近10営業日の金相場価格推移(小売)》

08/05   4741円 (+24円)

08/04   4717円 (-42円) ※最安値

08/03   4759円 (+20円)

07/31   4739円 (-37円)

07/30   4776円 (+22円) ※最高値

07/29   4754円 (+20円)

07/28   4734円 (-30円)

07/27   4764円 (+22円)

07/24   4742円 (-29円)

07/23   4771円 (-12円)

直近10営業日の金相場平均価格:4,750円/g





【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、需給緩和を背景に売りが広がったほか、米の株価続落が相場の重しとなり軟調に推移。中心限月の9月限は1トロイオンス598.60ドル(-4.60ドル)と3日続落し、前日相場同様に直近安値を更新。中心終値では2012年10月30日相場以来およそ2年9ヶ月ぶりの水準で取引きを終了した。この日のパラジウム相場は、引き続き中国経済の先行き不安を警戒されたほか、プラチナの一段安、米の利上げを年内に控え新興国の経済成長鈍化を背景に、需要後退観測が意識された事から序盤より売りが広がった。途中、売りが一巡した後は、発表された米の6月製造業受注指数が、予想通りの上昇となった事を好感され買い戻されたほか、米の自動車販売増加、原油相場の切り返しや、金の上昇に追随した買いが入り下げ幅を縮小するも、この日も米の株式相場が軟調に推移した事が相場の重しとなり、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、海外相場では引き続き弱基調となったものの、為替が円安・ドル高に振れた事を受けて反発。小売では1gあたり2,705円(+16円)と、昨日つけた直近安値からやや持ち直し、本日はプラス圏での推移となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

08/05   2705円 (+16円)

08/04   2527円 (-76円) ※最安値

08/03   2603円 (-32円)

07/31   2635円 (-11円)

07/30   2646円 (+22円)

07/29   2624円 (+37円)

07/28   2587円 (-64円)

07/27   2651円 (+37円)

07/24   2614円 (-81円)

07/23   2695円 (+33円) ※最高値

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,774円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1087.20ドル、パラジウムは595.85ドル、為替は1$124円46銭前後の値動きで推移しております。

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