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【金相場】4日のNY金相場は、米の雇用改善への期待感からドル高を背景に売られ続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1184.90ドル(-9.70ドル)と2営業日続落し、中心終値では先月1日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値で取引きを終了。序盤の金相場は前日終値を挟み小動きな展開となったが、米労働省から発表された週間新規失業保険申請件数が、予想に対し減少した事を受け、外為市場ではドルがユーロに対して上昇。ドル建ての金は割高感から売られたほか、前日発表された5月ADP雇用統計(民間雇用者数)も良好な内容となっていた事から、5日(金)の雇用統計の発表を前に労働市場は改善していると受け止められ売り圧力が高まった。途中、株式相場が大きく値を下げた事を眺め持ち直す場面もあったが、5日発表の雇用統計内容を見極めたいとした様子見や、ギリシャの債務問題への楽観的な見方から上昇に勢いはなく、そのままマイナス圏でこの日の取引きを終えた。
国内の金相場は軟調に推移したNY相場を映して続落。小売ベースでは1gあたり5,130円(-30円)と2営業日続落し、先週27日相場以来およそ2週間ぶりの安値に値戻しました。
《直近10営業日の金相場価格推移(小売)》
06/05 5130円 (-30円)
06/04 5160円 (-27円)
06/03 5187円 (±0円) ※最高値
06/02 5187円 (+14円)
06/01 5173円 (+27円)
05/29 5146円 (+8円)
05/28 5138円 (+20円)
05/27 5118円 (-15円)
05/26 5133円 (+11円)
05/25 5122円 (+17円)
05/22 5105円 (-14円) ※最安値
直近10日間の金相場平均価格:5147円/g
【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、全体的に小動きな展開となった中、ドル高や株式相場の下落を背景に売りが優勢となり続落。中心限月の9月限は1トロイオンス755.30ドル(-2.70ドル)と、小幅ながら5営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤は軟調に推移した前日までの弱地合いを引き継ぎ小安く推移。途中、最近の下落を受けた安値反動から買い戻され、760ドル超まで上昇する場面があったが、良好な内容となった米の経済指標(週間新規失業保険申請件数)を受けたドル高に上値を抑えられたほか、株式相場の下落や、原油安、軟調に推移した他貴金属の値動きを眺め徐々に売りが優勢となり、そのままマイナス圏に沈んでこの日の取引きを終えた。中心8月限のパラジウムの値動きは、高値761.00ドル、安値753.20ドル、終値755.30ドル。
国内のパラジウム相場は引き続き調整地合いとなった海外相場安を映して続落。小売では1gあたり3,375円(-5円)と、小幅ながら値を下げ5営業日続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
06/05 3375円 (-5円) ※最安値
06/04 3380円 (-43円)
06/03 3423円 (-33円)
06/02 3456円 (-5円)
06/01 3461円 (-27円)
05/29 3488円 (±0円) ※最高値
05/28 3488円 (+32円)
05/27 3456円 (+22円)
05/26 3434円 (+16円)
05/25 3418円 (+27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3438円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1178.95ドル、パラジウムは757.80ドル、為替は1$124円47銭前後の値動きで推移しております。