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【金相場】29日のNY金相場は、対ユーロでのドル高が重しとなり3営業日続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1817.50ドル(-3.70ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め政策に関心が集まる中、この日の外国為替市場では対ユーロでドルが上昇。ドル建てで取引される金の割高感が意識され相場の重しとなった。一方、米商務省が朝方発表した1~3月期の実質GDP(国内総生産)確定値は、季節調整済み年率換算で前期比1.6%減と、改定値の1.5%減から小幅に下方修正された。リセッションへの警戒感から、安全資産として金を買う動きに繋がり下支えられる展開となった。
国内の金相場は、円安要因からプラス圏で推移し4日続伸。買取ベースでは1gあたり8,740円(+31円)と、23日相場(約1週間)ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/30 8,740円 (+31円)
06/29 8,709円 (+24円)
06/28 8,685円 (+10円)
06/27 8,675円 (+16円)
06/24 8,659円 (-119円)
06/23 8,778円 (+18円)
06/22 8,760円 (+34円)
06/21 8,726円 (+3円)
06/20 8,723円 (+103円)
06/17 8,620円 (-24円)
10日間の金相場平均価格:8,708円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、中国経済の再始動や需給逼迫への警戒感から買いが活発となり急伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1946.60ドル(+84.70ドル)と、4営業日続伸し、1900ドル台に乗せるなど大幅高に。終値では7日相場(1965.40ドル)以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。中国の新型コロナウイルス感染防止の水際対策の緩和を受け、同国経済が本格的に再始動する事が好感されパラジウムは時間外取引きより買いが旺盛となった。また、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁から、需給逼迫への警戒感が高まっている事も相場を後押しし、一時2010ドルまで買い進められるなど大台の2000ドルを突破する場面もあった。
国内のパラジウム相場は、急騰したNY相場を受け一段高に。買取では1gあたり9,471円(+500円)と、節目の9,000円台に乗せ、3日相場(9,477円)以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/30 9,471円 (+500円)
06/29 8,971円 (+94円)
06/28 8,877円 (+17円)
06/27 8,894円 (+165円)
06/24 8,729円 (-88円)
06/23 8,817円 (±0円)
06/22 8,817円 (+83円)
06/21 8,734円 (+44円)
06/20 8,690円 (-22円)
06/17 8,712円 (±0円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,871円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1828.70ドル、パラジウムは1891.85ドル、為替は1$136円05銭前後の値動きで推移しております。