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【金相場】17日のNY金相場は、対ユーロでのドル安を手掛かりに買いが先行し続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1818.90ドル(+4.90ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日は堅調な米経済指標や中国の主要都市でのロックダウン解除期待を受けて投資家のリスク選好姿勢が回復する中、ドルが対ユーロで下落。ドル建て資産としての金の割安感が強まり、相場は朝方に一時1834.80ドルまで上昇した。ただ、その後は米長期金利の上昇が重しとなり、終盤にかけては上げ幅を削る動きとなった。
国内の金相場は、NY市場ではプラス圏で推移するも引け後の値動きを眺めてマイナス圏に反転。買取ベースでは1gあたり8,259円(-35円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落しました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、年初来では+1,000円(+12.1%)と、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/18 8,259円 (-35円)
05/17 8,294円 (+45円)
05/16 8,249円 (+11円)
05/13 8,238円 (-199円)
05/12 8,437円 (+31円)
05/11 8,406円 (-73円)
05/10 8,479円 (-164円)
05/09 8,643円 (+138円)
04/28 8,805円 (-14円)
04/27 8,519円 (-8円)
10日間の金相場平均価格:8,403円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、投資家のリスク選好意欲の高まりや、ドル安を背景に買いが旺盛となり3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス2032.20ドル(+29.60ドル)と、10日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。中国・上海市で新型コロナウイルスの新規感染者が3日連続でゼロとなり、ロックダウンの段階的な解除方針が示されたことで、同国経済への楽観や先行き需要期待が浮上。また、米国株が堅調に推移するなどリスク選好意欲が旺盛となったほか、外国為替市場で対ユーロでドル安が進行したことも割安感を与え、この日も買い優勢の展開となった。
国内のパラジウム相場は、堅調地合いが継続したNY相場を映し3連騰するなど上げ幅を拡大。買取では1gあたり9,504円(+181円)と、値を伸ばし11日相場(約1週間)ぶりの高値更新となりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+1,650円(+17.3%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/18 9,504円 (+181円)
05/17 9,323円 (+319円)
05/16 9,004円 (+110円)
05/13 8,894円 (-363円)
05/12 8,257円 (-264円)
05/11 8,521円 (-66円)
05/10 9,587円 (+193円)
05/09 9,394円 (-534円)
04/28 9,928円 (+178円)
04/27 9,752円 (-33円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,416円/g
14:10現在の金相場は1トロイオンス1816.30ドル、パラジウムは12020.70ドル、為替は1$129円65銭前後の値動きで推移しております。