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2015年05月07日連休明けの国内貴金属は総じて堅調に推移↑パラジウムはおよそ7週間ぶりの高値まで上伸。

【金相場】6日のNY金相場は、ドル安を追い風とした買い一巡後は売りに転じ小反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1190.30ドル(-2.90ドル)と、3営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了した。序盤の金相場は、買いが優勢となった前日までの上昇相場を引き継ぎ堅調に推移。また、この日発表された米の4月ADP雇用統計(民間雇用者数)が、市場予想を下回り低調な内容となった事を受けて、外為市場ではドルが主要通貨に対して軟調に推移し、割安感から金は買われたほか、連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退し、金の買いが一時的に強まった。ただ、買い一巡後に流れは反転。債券利回りは初回利上げをきっかけに「急激に上昇する可能性がある」としたイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言をきっかけに、代替投資の金買いが後退し売りが優勢の展開に。このほか、8日発表予定の米4月雇用統計を控えた様子見から、持ち高を調整する売りが出た事も要因となり、週間では初めてマイナス圏に沈んで取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値1196.90ドル、安値1187.40ドル、終値1190.30ドル。

《直近10営業日のNY金相場推移(中心限月終値 $/toz)》

05/06   1190.3(-2.9)

05/05   1193.2(+6.4)

05/04   1186.8(+12.3)

05/01   1174.5(-7.9) ※最安値

04/30   1182.4(-27.6)

04/29   1210.0(-3.9)

04/28   1213.9(+10.7) ※最高値

04/27   1203.2(+28.2)

04/24   1175.0(-19.3)

04/23   1194.3(+7.4)

直近10営業日のNY金相場平均価格:1192.36ドル/toz


連休明けの国内金相場は反発。小売では1gあたり4,985円(+25円)と、週初2日間の海外相場高を映してプラスに転じました。






【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は小反落。中心限月の6月限は1トロイオンス792.65ドル(-2.30ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウム相場は、大きな値動きはなく全体的に薄商いとなった中、前日におよそ2ヶ月ぶり(3月10日相場来)の高値を付けた反動から、序盤は売り買いが交錯する中、前日終値をやや下回り小安く推移。途中、発表された米の経済指標(4月ADP民間雇用者数)が、2カ月連続で20万人を下回ったことを受けて、外為市場ではドルが軟調に推移。ドル建てのパラジウムは割安感から買われたほか、金をはじめ他貴金属も同様に上昇した事や、原油相場がおよそ5ヶ月ぶり(2014年12月10日以来)の高値まで水準を切り上げた事も好感され、再び買い戻される場面もあった。ただ、その後はFRBイエレン議長の発言をきっかけに金が売りに転じたほか、米の株式相場が軟調に推移した事が重しとなり徐々に上げ幅を縮小。結局終値では3営業日ぶりにマイナスに転じ、小幅安で取引きを終えた。

《直近10営業日のNYパラジウム相場推移(中心限月終値 $/toz)》

05/06   792.65(-2.3)

05/05   794.95(+12.3) ※最高値

05/04   782.65(+8.9)

05/01   773.75(-2.75)

04/30   776.50 (-8.25)

04/29   784.75 (+3.60)

04/28   781.15 (-1.30)

04/27   782.45 (+12.2)

04/24   770.25 (+0.35)

04/23   769.9 (+14.00) ※最安値

直近10営業日のNYパラジウム相場平均価格:780.90ドル/toz


連休明けの国内パラジウム相場は大幅上伸。小売では1gあたり3,397円(+55円)と、3月17日相場以来およそ7週間ぶりの高値となりました。



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1188.15ドル、パラジウムは789.50ドル、為替は1$119円55銭前後の値動きで推移しております。

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