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【金相場】13日のNY金相場は、長期金利の上げ渋りや、市場予想を上回ったインフレ関連指標を受けて買われ5営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1984.70ドル(+8.60ドル)と、終値では3月11日相場(1985ドル)以来およそ1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。米労働省が13日発表した3月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.4%上昇と、上昇率は市場予想の1.1%を上回った。前年同月比でも11.2%上昇と、過去最大の伸びを更新した。これを受けて、インフレ懸念が一段と高まり金が買われたほか、長期金利の上げ渋りや、ウクライナ紛争の長期化が懸念され、リスクヘッジ目的としての買いも入り上げ幅を拡大した。ただ、相場の上昇が5日目に入り、約1カ月ぶりの高値水準となっていることから、高値警戒感による売りも出て、上昇一服後は上値を重くした。
国内の金相場は、強地合いが継続したNY相場を映し8日続伸。買取ベースでは1gあたり8,697円(+33円)と、連日で歴代高値を上抜き、史上最高値を再更新しました。インフレ高進や、地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、年初来では+1,438円(+16.5%)と、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/14 8,664円 (+82円)
04/13 8,664円 (+82円)
04/12 8,582円 (+87円)
04/11 8,495円 (+84円)
04/08 8,411円 (+57円)
04/07 8,354円 (+23円)
04/06 8,331円 (+6円)
04/05 8,325円 (+56円)
04/04 8,269円 (-24円)
04/01 8,293円 (+4円)
10日間の金相場平均価格:8,442円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、マイナス圏で推移し3日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2339.50ドル(-14.80ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウム相場は、利確売り優勢となった前日相場の反動から、時間外取引では安値拾いの買いが入り上昇した。また、ロシアのプーチン大統領は12日、停戦交渉に関して、ウクライナ側の翻意によって「再び行き詰まりの状態に戻った」と非難し、合意に達しない限りは当面戦闘を続ける意向を示した。これを受けて、供給混乱に対する警戒感が再び浮上し一時2419.50ドルまで上伸するも、通常取引きに入ると利確売りなどから次第に上げ幅を縮小し、結局マイナスサイドで取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、マイナス圏で推移したNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり10,357円(-38円)と、マイナス圏での値動きとなりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは高騰中。年初来から本日までにgあたり+2,465円(+24.1%)と、価格水準を大幅に切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/14 10,357円 (-38円)
04/13 10,395円 (-451円)
04/12 10,846円 (-83円)
04/11 10,929円 (+1232円)
04/08 9,697円 (+110円)
04/07 9,587円 (-170円)
04/06 9,757円 (-127円
04/05 9,884円 (-22円)
04/04 9,906円 (+160円)
04/01 9,746円 (-132円)
03/31 9,878円 (+280円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,110円/g
14:20現在の金相場は1トロイオンス1980.55ドル、パラジウムは2375.60ドル、為替は1$125円26銭前後の値動きで推移しております。