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【金相場】週明け28日のNY金相場は、米国長期金利とドルの上昇が重しとなり続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1939.80ドル(-14.40ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。インフレの高止まりが鮮明となる中、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な金融引き締めに動くとの観測が一段と拡大。この日は米長期金利の指標である10年債利回りが約3年ぶりの高水準付近で推移したほか、外国為替市場では対ユーロなどでのドル買いが加速したことから、金は割高感などに押されて値を下げた。また、ロシアとウクライナの両国は翌29日、トルコで4回目の対面協議を行う見通しと伝わった。ロシアが首都キエフ攻防戦などで苦戦する一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は国家の中立化についてロシア側の要求に耳を貸す姿勢を示したとされ、停戦交渉への期待も安全資産とされる金相場を下押す材料となった。
国内の金相場は、週明けのNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり8,335円(-61円)と、マイナス圏での値動きとなりました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/29 8,335円 (-61円)
03/28 8,396円 (-1円)
03/25 8,397円 (+127円)
03/24 8,270円 (+110円)
03/23 8,160円 (+37円)
03/22 8,123円 (+36円)
03/18 8,087円 (+47円)
03/17 8,043円 (+55円)
03/16 7,988円 (-90円)
03/15 8,078円 (-53円)
10日間の金相場平均価格:8,188円/g
【パラジウム相場】週明け28日のNYパラジウム相場は、原油相場の下げや過度な供給不安の緩和などが材料となり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2242.40ドル(-151.90ドル)と、売り優勢で取引きを終了。中国上海で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い事実上のロックダウンが導入された事で、需要後退観測などを背景に原油相場が下げた事に連れてパラジウムも時間外取引より売られ軟調となった。また、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、29日にトルコの都市イスタンブールで停戦交渉が始まる見通しで、交渉進展への期待感から、過度な供給懸念が緩和したことも売りを誘ったほか、外国為替市場では円が対ドルで一時2.3%安の125円9銭と、約7年ぶり安値を付けるなどドルが主要通過に対して上昇した事も相場の重しとなった。
国内のパラジウム相場は、軟調となった週明けのNY相場を映し続落。買取では1gあたり10,054円(-358円)と、マイナス圏での値動きとなりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは急騰中。年初来から本日までにgあたり+2,200円(+21.9%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/29 10,054円 (-358円)
03/28 10,412円 (-605円
03/25 11,017円 (+39円)
03/24 10,978円 (+27円)
03/23 10,951円 (-137円)
03/22 11,088円 (+148円)
03/18 10,940円 (+726円)
03/17 10,214円 (-77円)
03/16 10,291円 (+165円)
03/15 10,126円 (-1193円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,607円/g
13:30現在の金相場は1トロイオンス1929.80ドル、パラジウムは2253.65ドル、為替は1$123円23銭前後の値動きで推移しております。