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【金相場】24日のNY金相場は、ロシアのウクライナ侵攻を背景に逃避目的として買われ3営業日続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1926.30ドル(+15.90ドル)と、連日で年初来高値を上抜き、中心終値では2021年1月4日相場(1946.60ドル)以来およそ1年1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。ロシアは24日、ウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始。ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟阻止を目指し、ロシアは圧力を強めてきたが、事態は新たな局面に突入した。これを受けて、投資家のリスク回避姿勢が台頭し、米株式は大幅安となった一方、安全資産とされる金に買いが集まり相場は一時1976ドル台まで急伸。その後は利益確定や換金目的の売りが出やすかった事から、上げ幅を一部縮小した。
国内の金相場は、買い優勢地合いが継続し6日続伸。買取ベースでは1gあたり7,724円(+22円)と、前日に続き歴代高値を上抜いて、史上最高値を記録しました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/25 7,724円 (+22円)
02/24 7,702円 (+15円)
02/22 7,687円 (+1円)
02/21 7,686円 (+28円)
02/18 7,658円 (+95円)
02/17 7,563円 (+48円)
02/16 7,515円 (-62円)
02/15 7,577円 (+46円)
02/14 7,531円 (+99円)
02/10 7,432円 (+32円)
10日間の金相場平均価格:7,608円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、ウクライナ情勢への緊迫化を背景に買いが殺到。中心限月の3月限は1トロイオンス2440.60ドル(+68.80ドル)と、節目の2400ドルを突破し、中心終値では昨年2021年9月1日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。ロシアがウクライナ東部の親ロシア派支配地域への派兵を決め、ウクライナは23日に非常事態宣言を発令する方針を決定。米国防総省高官は23日、「ロシア軍がウクライナ周辺で最大限の臨戦態勢に入っている」と述るなど、情勢緊迫化が一層と高まった。米欧政府はロシアの行動次第で一段と厳しい追加制裁に動く構えで、ロシアからの供給が滞り需給が逼迫するとの観測から、パラジウムは買いが殺到し節目の2400ドルを突破するとテクニカルな買いもあって、相場は一段高となった。
国内のパラジウム相場は、NY相場の時間外取引きでの売り戻しを受け反落。買取では1gあたり9,873円(-132円)と、3営業日ぶりにマイナス圏に転じ、前日に付けた約6ヵ月ぶり(昨年8月16日相場以来)の高値から反落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/25 9,873円 (-132円)
02/24 10,005円 (+347円)
02/22 9,658円 (+137円)
02/21 9,521円 (-44円)
02/18 9,565円 (+275円)
02/17 9,290円 (+83円)
02/16 9,207円 (-363円)
02/15 9,570円 (-39円)
02/14 9,609円 (+314円)
02/10 9,295円 (+181円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,559円/g
11:20現在の金相場は1トロイオンス1918.90ドル、パラジウムは2447.55ドル、為替は1$115円39銭前後の値動きで推移しております。