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2022年02月17日ウクライナ情勢への警戒感から国内金相場は約1年6ヵ月ぶりの高値水準に再浮上したほか、パラジウムもプラスサイドに転じ3営業日ぶりに反発↑

【金相場】15日のNY金相場は、ウクライナ情勢への警戒感が再燃し反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1871.50ドル(+15.30ドル)と、直近高値を上抜いて、終値では昨年6月11日相場(1879.60ドル)以来およそ8ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。ウクライナ国境付近に集結しているロシア軍部隊の一部が撤収を開始したとの報を受け、前日はリスク回避ムードが一服した事から金は売りが優勢となった。しかし、15日にバイデン米大統領がホワイトハウスでの会見で、ロシア軍によるウクライナ侵攻は「依然あり得る」と発言。また、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長もこの日、軍部隊の一部撤収を開始したとするロシアの発表について、「今のところ現場に緊張緩和は見られない。逆にロシアは軍の増強を続けているようだ」との見方を示した。これを受けて、ウクライナ情勢への警戒感が再燃。リスク回避への動きが広がった事で、安全資産とされる金に買いが集まり、この日は約8ヶ月ぶりの高値で引けた。

国内の金相場は、約8ヵ月ぶりの高値を記録するなど堅調となったNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり7,563円(+48円)と、約1年6ヵ月ぶり(2020年8月7日相場以来)の高値水準に再浮上する展開となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/17  7,563円 (+48円)

02/16  7,515円 (-62円)

02/15  7,577円 (+46円)

02/14  7,531円 (+99円)

02/10  7,432円 (+32円)

02/09  7,400円 (+31円)

02/08  7,369円 (+39円)

02/07  7,330円 (+34円)

02/04  7,296円 (+27円)

02/03  7,269円 (+13円)

10日間の金相場平均価格:7,428円/g



【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、前日の下げに対する反動や、ウクライナ情勢への警戒感から買い戻しが入り反発。中心限月の3月限は1トロイオンス2271.60ドル(+19.30ドル)と、買い優勢で取引きを終了。ウクライナ国境付近に集結しているロシア軍部隊の一部が撤収を開始したとの報を受け、前日は過度な供給不安が後退し利益確定の売りが出た。しかし、欧米諸国はロシアの動きに懐疑的な姿勢を崩しておらず、バイデン米大統領は同日午後にホワイトハウスで演説し、ロシア軍によるウクライナ侵攻は「依然あり得る」と発言。また、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も「今のところ現場に緊張緩和は見られない。逆にロシアは軍の増強を続けているようだ」との見方を示した。これを受け、ロシア・欧米諸国との緊迫化が警戒されパラジウムは序盤より買い戻しが入った。また、前日の下げによる値ごろ感が意識されたほか、1月の米国小売売上高の伸びが昨年3月以来の大きさとなり、市場予想も上回るなど堅調となった事も追い風となり、この日はプラス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、買い優勢で引けたNY相場を映し反発。買取では1gあたり9,290円(+83円)と、3営業日ぶりにプラス圏に反転しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/17  9,290円 (+83円)

02/16  9,207円 (-363円)

02/15  9,570円 (-39円)

02/14  9,609円 (+314円)

02/10  9,295円 (+181円)

02/09  9,114円 (-82円)

02/08  9,196円 (-138円)

02/07  9,334円 (-77円)

02/04  9,411円 (-104円)

02/03  9,515円 (-6円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,354円/g


10:30現在の金相場は1トロイオンス1875.20ドル、パラジウムは2297.60ドル、為替は1$115円53銭前後の値動きで推移しております。

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