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【金相場】8日のNY金相場は、インフレの高止まり懸念やウクライナ情勢への警戒感を背景に買われ3営業日続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1827.90ドル(+6.10ドル)と、買い優勢で取引きを終了。インフレの高止まりを背景にヘッジ手段としての金需要が高まり、相場は序盤より上伸。また、ウクライナ情勢の緊迫化で引き続き安全資産とされる金は買われやすい展開となった。ただ、米利上げ加速観測が強まる中、この日は米長期金利が上昇。金利を生まない商品の割高感につながり、上値はやや抑えられた。米商務省が朝方発表した2021年の貿易統計では、国際収支ベースの物品取引における貿易赤字が前年比18.3%増の1兆0907億ドル。20年に記録した過去最大を更新したものの、金相場への影響は限定的だった。
国内の金相場は、堅調な週明けのNY相場を映し5日続伸。買取ベースでは1gあたり7,400円(+31円)と、年初来高値を上抜き、昨年11月19日相場(7,456円)以来およそ3ヵ月ぶりの高値更新となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/09 7,400円 (+31円)
02/08 7,369円 (+39円)
02/07 7,330円 (+34円)
02/04 7,296円 (+27円)
02/03 7,269円 (+13円)
02/02 7,256円 (-9円)
02/01 7,265円 (+21円)
01/31 7,244円 (-37円)
01/28 7,281円 (-48円)
01/27 7,329円 (-51円)
10日間の金相場平均価格:7,304円/g
【パラジウム相場】週明け7日のNYパラジウム相場は、ここ最近の急ピッチでの相場上昇に対する利確売りが出やすかった事でマイナス圏での値動きに。中心限月の3月限は1トロイオンス2260.10ドル(-30.60ドル)と、3日続落して取引きを終了。この日は外国為替市場ではドルがユーロに対して上昇した事を受け、ドル建てのパラジウムは割高感が意識され相場を圧迫された。また、ここ最近の急ピッチでの相場上昇に対する利益確定売りも出やすかった。ただ、ウクライナ侵攻の構えを見せるロシアに対し、欧米が経済制裁に動くとの観測が依然として根強く、売り一巡後は買い戻され相場の下支えとなった。
国内のパラジウム相場は、マイナス圏での値動きとなり4日続落。買取では1gあたり9,114円(-82円)と、値を落とす展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/09 9,114円 (-82円)
02/08 9,196円 (-138円)
02/07 9,334円 (-77円)
02/04 9,411円 (-104円)
02/03 9,515円 (-6円)
02/02 9,521円 (+50円)
02/01 9,471円 (-105円)
01/31 9,576円 (-55円)
01/28 9,631円 (+242円)
01/27 9,389円 (+660円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,416円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1829.70ドル、パラジウムは2241.85ドル、為替は1$115円44銭前後の値動きで推移しております。