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【金相場】19日のNY金相場は、リスク回避ムードが広がる中で安全資産としての需要から買いが入り、4営業日ぶりに反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1843.20ドル(+30.80ドル)と、大幅高で推移し、終値では昨年11月19日以来およそ2カ月ぶりの高値で取引きを終了。早期の米利上げ観測を背景とした最近の米長期金利の上昇が一服。外国為替市場ではドルがユーロに対して軟化し、ドル建てで取引される金商品の割安感が意識された。また、北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指すウクライナに対し、ロシアが軍事圧力を強め、米欧との緊張が高まっているほか、北朝鮮が今年に入り連続してミサイルを発射。イエメン内戦への連合軍介入で中東情勢の悪化も懸念されるなど、地政学的リスクの高まりも安全資産とされる金相場の後押しとなった。
国内の金相場は、NY相場が急騰し約2ヶ月ぶりの高値となった事を受け大幅反発。買取ベースでは1gあたり7,380円(+84円)と、大きく値を上げ、1月5日相場相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/20 7,380円 (+84円)
01/19 7,296円 (-14円)
01/18 7,310円 (+21円)
01/17 7,289円 (-2円)
01/14 7,291円 (-46円)
01/13 7,337円 (-33円)
01/12 7,370円 (+79円)
01/11 7,291円 (+11円)
01/07 7,280円 (-82円)
01/06 7,362円 (-26円)
10日間の金相場平均価格:7,321円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、先行きの供給不安が意識された事や、テクニカル要因から買いが殺到し急騰。中心限月の3月限は1トロイオンス2008.40ドル(+103.80ドル)と、大台の2000ドルを突破し、終値では昨年11月19日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。ロシア-ウクライナ情勢への緊迫化から、先行きの供給不安に対する警戒感が一段と増したほか、原油相場が連日で約7年3ヶ月ぶりの高値を記録するなど堅調となった事に連れて、パラジウムは序盤より買いが旺盛となった。また、米国長期金利が低下した事や、外国為替市場でドルがユーロなどに対して下落した事も材料視され、大台の2000ドル台に浮上。年初来高値を抜いて、終値では約2ヶ月ぶりの高値で引けた。
国内のパラジウム相場は、一段高となったNY相場を映し急騰。買取では1gあたり7,992円(+380円)と、3日続伸し、昨年11月22日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値更新となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/20 7,992円 (+380円)
01/19 7,612円 (+55円)
01/18 7,557円 (+16円)
01/17 7,541円 (-16円)
01/14 7,557円 (-132円)
01/13 7,689円 (-99円)
01/12 7,788円 (+5円)
01/11 7,783円 (+138円)
01/07 7,645円 (+22円)
01/06 7,623円 (-39円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,679円/g
11:50現在の金相場は1トロイオンス1847.90ドル、パラジウムは2001.55ドル、為替は1$114円19銭前後の値動きで推移しております。