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【金相場】6日のNY金相場は、米国長期金利の上昇や対ユーロでのドル高を背景に相場を圧迫され3営業日ぶりに反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1789.20ドル(-35.90ドル)と、マイナスサイドに反転して取引きを終了。前日引け後に公表された昨年12月中旬の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、インフレ高進や雇用情勢の改善を背景に、会合参加者らが従来の想定より速いペースでの利上げ実施が妥当とみていることが明らかになった。これを受け、量的緩和の終了とほぼ同時となる3月のFOMCで、米連邦準備制度理事会(FRB)は事実上のゼロ金利政策解除に動くとの見方が拡大。米長期金利の指標である10年債利回りは昨年4月以来9カ月ぶりに1.7%台に上昇し、金利を生まない資産である金塊に下押し圧力がかかった。また、外国為替市場ではドルがユーロなどに対して買われ割高感も生じたほか、前日に約1ヶ月半ぶり(11月19日相場以来)の高値を記録していた事もあって一部で利益を確定する動きもあった。ただその後は、7日の米雇用統計に市場の関心が向く中、1790ドル付近でもみ合いとなった。
国内の金相場は、3営業日ぶりに値を下げたNY相場を映して続落。買取ベースでは1gあたり7,280円(-82円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/07 7,280円 (-82円)
01/06 7,362円 (-26円)
01/05 7,388円 (+129円)
12/24 7,259円 (+35円)
12/23 7,224円 (+49円)
12/22 7,175円 (+16円)
12/21 7,159円 (-32円)
12/20 7,191円 (-1円)
12/17 7,192円 (+44円)
12/16 7,148円 (+49円)
10日間の金相場平均価格:7,238円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、長期金利の上昇やドル高進行、株安などを背景に売りが優り3営業日ぶりに反落。中心限月の3月限は1トロイオンス1873.90ドル(-28.70ドル)で、取引きを終了。前日午後に公表されたFOMC議事要旨が想定よりもタカ派的な内容だった事から、長期金利の上昇やドル高を背景にパラジウムは時間外取引きより相場を圧迫され小安く推移した。また、欧米株価が軟調となった事も意識されやすかったが、売り一巡後は買い戻される場面もあり次第に下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウム相場は、プラス圏に反転し3営業日ぶりに反発。買取では1gあたり7,645円(+22円)と、上昇に転じ本日唯一プラス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/07 7,645円 (+22円)
01/06 7,623円 (-39円)
01/05 7,662円 (-192円)
12/24 7,854円 (+341円)
12/23 7,513円 (+379円)
12/22 7,134円 (+165円)
12/21 6,969円 (+6円)
12/20 6,963円 (-22円)
12/17 6,985円 (+467円)
12/16 6,518円 (±0円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,287円/g
11:40現在の金相場は1トロイオンス1796.80ドル、パラジウムは1873.55ドル、為替は1$115円91銭前後の値動きで推移しております。