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【金相場】21日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安に伴う割高感や、投資家のリスク回避姿勢の後退が重しとなり続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1788.70ドル(-5.90ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。外国為替市場では、米長期金利の上昇を受けてドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される商品として、割高感が強まった金は売りが優勢となった。一方、前日に大幅下落した米株式市場が、この日は一転してほぼ全面高となり、投資家のリスク選好ムードが改善。安全資産としての金需要が後退したことも重しとなった。ただ、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の世界的な感染急拡大への警戒感は根強く、安値圏では押し目買いも入った。
国内の金相場は、円安要因からプラス圏で推移し上昇。買取ベースでは1gあたり7,175円(+16円)と、3営業日ぶりに反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/22 7,175円 (+16円)
12/21 7,159円 (-32円)
12/20 7,191円 (-1円)
12/17 7,192円 (+44円)
12/16 7,148円 (+49円)
12/15 7,099円 (-32円)
12/14 7,131円 (+14円)
12/13 7,117円 (+22円)
12/10 7,095円 (-47円)
12/09 7,142円 (+23円)
10日間の金相場平均価格:7,145円/g
【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、リスク回避ムードが後退する中、株式や原油高に連れて買い優勢の展開となり反発。中心限月の3月限は1トロイオンス1793.10ドル(+47.20ドル)と、9日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染が世界各地で拡大しており警戒感は根強いながらも、米バイオ医薬品企業モデルナが、同社製新型コロナウイルスワクチンの3回目接種によりオミクロン株に対する高い感染予防効果が期待できるとする実験結果を前日に発表したことなどを受けて、この日は投資家のリスク回避ムードが後退。原油相場が上昇したほか、日欧米の株式が全面高となり、同じリスク資産とされるパラジウムにも買いが集まり一時1830ドルまで上伸する場面もあった。
国内のパラジウム相場は、NY相場の上昇や円安要因から堅調となり急伸。買取では1gあたり7,134円(+165円)と、節目の7,000円台を超え、10日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/22 7,134円 (+165円)
12/21 6,969円 (+6円)
12/20 6,963円 (-22円)
12/17 6,985円 (+467円)
12/16 6,518円 (±0円)
12/15 6,518円 (-236円)
12/14 6,754円 (-330円)
12/13 7,084円 (-149円)
12/10 7,233円 (-148円)
12/09 7,381円 (+11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:6,954円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1794.35ドル、パラジウムは1799.05ドル、為替は1$114円09銭前後の値動きで推移しております。