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【金相場】16日のNY金相場は、ドル安や米国長期金利の低下を背景に3日ぶりに急反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1798.20ドル(+33.70ドル)と、月初来高値を抜いて、11月22日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。この日は、英イングランド銀行(中央銀行)が政策金利の引き上げを決定。新型コロナウイルスの感染拡大以降、日米欧の主要中銀で初の利上げとなった。また、欧州中央銀行(ECB)も定例理事会を開き、コロナ危機対応で導入した緊急的な資産購入策を来年3月末で終了すると発表した。これを受けて外国為替市場では対ユーロでドルが軟化。ドル建てで取引される金商品の割安感につながり、日中取引きの中盤には一時節目の1800ドル台に浮上した。また、米長期金利の低下も金利を生まない資産である金の支援材料となった。
国内の金相場は、約3週間ぶりの高値となったNY相場を映し上伸。買取ベースでは1gあたり7,192円(+44円)と、月初来高値を抜いて11月26日相場以来およそ3週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/17 7,192円 (+44円)
12/16 7,148円 (+49円)
12/15 7,099円 (-32円)
12/14 7,131円 (+14円)
12/13 7,117円 (+22円)
12/10 7,095円 (-47円)
12/09 7,142円 (+23円)
12/08 7,119円 (+11円)
12/07 7,108円 (+26円)
12/06 7,082円 (+46円)
10日間の金相場平均価格:7,123円/g
【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、このところの下げに対する売り過剰感が意識され急反発。中心限月の3月限は1トロイオンス1722.80ドル(+171.20ドル)と、6営業日ぶりに大幅反発し、10日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は市場のほぼ想定内の内容と受け止められ、目先のイベントを通過したことで、パラジウムは他のリスク資産と同様に買い戻しの流れとなり時間外取引きより上昇した。また、前5日間では調整安の展開となっていた事から売り過剰感が意識され、日中取引きに入るとドル安の流れもあって上げ幅を拡大。相場は一時1730ドルまで急伸した。その後、米国株が終盤にかけて上げ幅を消化した事で上値を抑えられる場面もあったが、押し目買いもあって堅調地合いを維持して引けた。通常取引き終了後もテクニカル要因から買いが旺盛となり、日本時間10時現在では1754ドルまで上げ幅を拡大した。
国内のパラジウム相場は、大幅高で推移したNY相場を映し急反発。買取では1gあたり6,985円(+467円)と、6営業日ぶりに上昇し、調整地合い一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/17 6,985円 (+467円)
12/16 6,518円 (±0円)
12/15 6,518円 (-236円)
12/14 6,754円 (-330円)
12/13 7,084円 (-149円)
12/10 7,233円 (-148円)
12/09 7,381円 (+11円)
12/08 7,370円 (±0円)
12/07 7,370円 (+143円)
12/06 7,227円 (+187円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,044円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1806.80ドル、パラジウムは1759.40ドル、為替は1$113円69銭前後の値動きで推移しております。