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【金相場】週末12日のNY金相場は、インフレ警戒感を背景に強地合いが継続し7営業日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1868.50ドル(+4.60ドル)と、中心終値では6月11日相場(1879.60ドル)以来およそ5ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。時間外取引のアジア市場では最近の連騰に対する利確売りが出た事で軟調となった。しかし、発表された11月の米消費者態度指数(速報値)で1年先の予想インフレ率が4.9%と13年ぶりの高さとなった事から、インフレヘッジ目的から金を買う動きが旺盛となりプラス圏に反転。相場は一時1871.40ドルまで上伸した。一方、外国為替市場ではドルがユーロに対して上昇した局面では上値を抑えられた。今週発表された米国物価指標は強いインフレ圧力が続いていることを示す内容で、インフレヘッジとしての金商品に買いが集まり週間では+51.70ドル(+2.85%)上昇するなど、価格水準を切り上げる展開となった。
国内の金相場は、小幅ながら上伸した週末のNY相場を映し7営業日続伸。買取ベースでは1gあたり7,456円(+7円)と、連日で年初来高値を上抜いて、2020年8月11日相場(7560円)以来およそ1年3ヶ月ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/15 7,456円 (+7円)
11/12 7,449円 (+49円)
11/11 7,400円 (+153円)
11/10 7,247円 (+6円)
11/09 7,241円 (+14円)
11/08 7,227円 (+78円)
11/05 7,149円 (+40円)
11/04 7,109円 (-59円)
11/02 7,168円 (+30円)
11/01 7,138円 (-36円)
10日間の金相場平均価格:7,258円/g
【パラジウム相場】週末12日のNYパラジウム相場は、テクニカルな買いなどから上げ幅を拡大し3営業日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2117.70ドル(+55.10ドル)と、2100ドル台に乗せ、中心終値では10月11日相場(2119.50ドル)以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。なお、週間では+90.10ドル(+4.44%)上昇し一段高となった。この日のパラジウム相場は、前日までの急騰を受け時間外取引では利確売りが先行し安寄りした。その後、通常取引に入ると米国株が堅調となった事を受けてパラジウムも買い戻しに反転。テクニカルな買いなども入って上げ幅を拡大すると、相場は一時2125ドルまで上伸した。その後、ドルがユーロに対して上昇した事で上値を抑えられるも、引き続き堅調地合いを維持し、この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、一段高となった週末のNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,470円(+198円)と、直近高値を上抜いて、9月9日相場(8,707円)以来およそ2ヶ月ぶりの高値を付けるなど価格水準を切り上げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/15 8,470円 (+198円)
11/12 8,272円 (+93円)
11/11 8,179円 (+143円)
11/10 8,036円 (-181円)
11/09 8,217円 (+66円)
11/08 8,151円 (+126円)
11/05 8,025円 (-49円)
11/04 8,074円 (-116円)
11/02 8,190円 (+215円)
11/01 7,975円 (+27円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,159円/g
12:40現在の金相場は1トロイオンス1862.40ドル、パラジウムは2092.75ドル、為替は1$113円85銭前後の値動きで推移しております。