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【金相場】週明け8日のNY金相場は、対ユーロでのドル安を背景に買われ3営業日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1828.00ドル(+11.20ドル)と、中心終値では9月3日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。前週に米連邦準備理事会(FRB)や、英イングランド銀行(中央銀行)の利上げ前倒し観測が後退し、週初めのこの日も金買い地合いが継続。また、外国為替市場では対ユーロでドルが軟化し、ドル建てで取引される金の割安感につながったほか、インフレの高止まりを受けた、インフレヘッジとしての金需要の高まりも相場の支援材料となった。一方、今週発表される米インフレ指標に、投資家の関心が集まっている。
国内の金相場は、上げ幅を拡大し約2ヶ月ぶりの高値となった週明けのNY相場を映して3日続伸。買取ベースでは1gあたり7,241円(+14円)と、前日相場同様に6月11日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/09 7,241円 (+14円)
11/08 7,227円 (+78円)
11/05 7,149円 (+40円)
11/04 7,109円 (-59円)
11/02 7,168円 (+30円)
11/01 7,138円 (-36円)
10/29 7,174円 (+5円)
10/28 7,169円 (-19円)
10/27 7,188円 (-26円)
10/26 7,214円 (+62円)
10日間の金相場平均価格:7,178円/g
【パラジウム相場】週明け8日のNYパラジウム相場は、バイデン米国大統領が掲げるインフラ投資法案が可決された事で景気への先行き期待やリスク選好意欲の高まりを背景に買いが旺盛となり急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2077.70ドル(+50.10ドル)と、3営業日続伸。中心終値では10月20日相場(2082.40ドル)以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。バイデン米大統領の政策の柱である約1兆ドル規模のインフラ投資法案が可決。景気回復期待や、数十年ぶりの大規模な米インフラ投資を支えるために工業用金属の需要が増加するとの観測からアルミニウムを中心に非鉄金属相場が上昇したほか、原油相場や株式市場も堅調となった事を受けパラジウムの買いも活発化した。また、中国の貿易黒字が10月に過去最大となったことも上昇要因となったほか、外国為替市場ではドル安に振れた事も材料となり、パラジウムはこの日も買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、約3週間ぶりの高値となるなど堅調となった週明けのNY相場を映し上伸。買取では1gあたり8,217円(+66円)と、10月21日相場(約3週間)ぶりの高値を更新しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/09 8,217円 (+66円)
11/08 8,151円 (+126円)
11/05 8,025円 (-49円)
11/04 8,074円 (-116円)
11/02 8,190円 (+215円)
11/01 7,975円 (+27円)
10/29 7,948円 (+121円)
10/28 7,827円 (-236円)
10/27 8,063円 (-138円)
10/26 8,201円 (+143円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,067円/g
10:40現在の金相場は1トロイオンス1830.45ドル、パラジウムは2073.85ドル、為替は1$113円13銭前後の値動きで推移しております。