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2021年10月13日国内貴金属はパラジウムを除いて堅調な展開に↑金は節目の7,000円台を突破し一段高へ。

【金相場】12日のNY金相場は、米国長期金利の低下や、インフレへの警戒感を背景に買われ4営業日ぶりに反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1759.30ドル(+3.60ドル)と、小幅ながら値を上げて取引きを終了。この日の金相場は、時間外取引では売りが先行し安寄りした。しかし、米国の長期金利が低下すると相場は次第に買い戻しに反転。また、国際通貨基金(IMF)が12日公表した最新の世界経済見通し(WEO)が下方修正される結果となった事や、世界的なエネルギー価格急騰によるインフレ懸念を背景に、安全資産としての金需要が高まった事で買われ、相場は一時1770ドルまで値を伸ばす場面もあった。ただ、外国為替市場で対ユーロでのドル高の進行が重しとなり、相場の上値を抑える展開となった。

国内の金相場は、買い優勢となったNY相場や円安要因からプラス圏で推移し3日続伸。買取ベースでは1gあたり7,004円(+34円)と、節目の7,000円台を突破し、9月7日相場(7,027円)以来5週間ぶりの高値更新となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

10/13  7,004円 (+34円)

10/12  6,970円 (+53円)

10/11  6,917円 (+39円)

10/08  6,878円 (-19円)

10/07  6,897円 (+5円)

10/06  6,892円 (+12円)

10/05  6,880円 (+2円)

10/04  6,878円 (+22円)

10/01  6,856円 (+70円)

09/30  6,786円 (-5円)

10日間の金相場平均価格:6,896円/g



【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、ここ最近の急騰に対する利確売りや、IMFが公表あいた世界経済の見通しが低調な予想となった事で売られ4営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス2047.80ドル(-71.70ドル)と、この日はマイナス圏で取引きを終了。前3日間で+251.70ドル(+11.8%)と、急速に上げ幅を拡大し、前日11日には9月10日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高となっていた事から、この日のパラジウムは時間外取引きより利益確定目的の売りに押され安寄りした。また、国際通貨基金(IMF)が12日改定した世界経済見通しで、新型コロナウイルスの感染再拡大による供給制約が響き、全体として成長に下振れリスクがあるとの懸念を表明。高インフレが長引く可能性にも警戒感を示し、2021年の実質成長率の見通しを5.9%と、前回7月の予測から0.1ポイント引き下げるなど下方修正された。これを受け、米国株式も下げに転じるなど市場ではリスク回避ムードが強まり、パラジウムも下押される展開となった。

国内のパラジウム相場は、利確売りに押されたNY相場を映し上値追いが一服。買取では1gあたり8,118円(-226円)と、4営業日ぶりに値を下げ、前日の約1ヶ月ぶり(9月10日相場)の高値から反落となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/12  8,344円 (+66円)

10/11  8,278円 (+666円)

10/08  7,612円 (+242円)

10/07  7,370円 (-72円)

10/06  7,442円 (+83円)

10/05  7,359円 (-99円)

10/04  7,458円 (+11円)

10/01  7,447円 (+132円)

09/30  7,315円 (-116円)

09/29  7,431円 (-187円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,606円/g


11:00現在の金相場は1トロイオンス1768.90ドル、パラジウムは2049.65ドル、為替は1$113円40銭前後の値動きで推移しております。

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