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【金相場】週末24日のNY金相場は、ドル高や長期金利上昇を意識して伸び悩む中、中国恒大集団の債務問題をめぐる不安を背景に安全資産として買われ小反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1751.70ドル(+1.90ドル)と、小幅ながら値を上げて取引きを終了。経営危機に陥っている中国恒大は、23日の期限までにドル建て債券の利払いができなかったとの報をうけ、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、金の買いが先行した。また、中国人民銀行(中央銀行)が24日、暗号資産(仮想通貨)の決済や取引情報の提供など関連サービスを全面的に禁止すると発表したのを受け、ビットコイン価格が大きく下落。投資家のリスク回避姿勢が強まり、実物資産の裏付けがある金商品の買いを誘った面もあった。ただ、22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に示された政策金利見通しで利上げ開始時期が前倒しされたことを受け、米長期金利はこの日も上昇。金利を生まない資産である金の売り材料となり、相場の上値を抑える展開となった。
連休明けの国内金相場は、為替が円安に振れた事を受け上伸。買取ベースでは1gあたり6,816円(+10円)と、およそ1週間半ぶりの高値に値戻しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
09/27 6,816円 (+10円)
09/22 6,806円 (+19円)
09/21 6,787円 (+23円)
09/16 6,894円 (-54円)
09/15 6,948円 (+19円)
09/14 6,929円 (+30円)
09/13 6,899円 (-27円)
09/10 6,926円 (-4円)
09/09 6,930円 (-25円)
09/08 6,955円 (-72円)
10日間の金相場平均価格:6,870円/g
【パラジウム相場】週末24日のNYパラジウム相場は、先日の急反発した反動から利確売りが優勢となり続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1951.10ドル(-20.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。22日には+7%と大幅高で引け大台の2,000ドル台に戻すなど一段高となった事から、前日に続きこの日も利益を確定する売りに押され序盤より軟調となった。また、中国恒大集団の債務問題をめぐる不安を背景に投資家がナーバスになっているほか、22日の米国FOMC結果で利上げ開始時期が前倒しされた事や、ドル高進行が相場の重しとなり、売り優勢で取引きを終えた。
連休明けの国内パラジウム相場は、22日のNY相場の急反発を映し大幅高に。買取では1gあたり7,656円(+385円)と、3営業日ぶりに急反発し上昇しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/27 7,656円 (+385円)
09/22 7,271円 (-50円)
09/21 7,321円 (-500円)
09/15 7,667円 (-391円)
09/14 8,058円 (-220円)
09/13 8,278円 (-176円)
09/10 8,454円 (-253円)
09/09 8,707円 (-478円)
09/08 9,185円 (-110円)
09/07 9,295円 (-72円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,901円/g
13:20現在の金相場は1トロイオンス1768.90ドル、パラジウムは1981.55ドル、為替は1$110円58銭前後の値動きで推移しております。