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【金相場】7日のNY金相場は利益確定売りが出た事や、ドル高を背景に売りが優勢となり反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1210.60ドル(-8.00ドル)と、3営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、前日相場がおよそ7週間ぶりの高値まで上昇していた反動から、利益確定売りが先行し序盤より軟調に推移。また、外為市場ではドル売りが反転し、再び買い進められた事から、ドル建ての金は割高感からも相場を圧迫された。ただ売り一巡後は、原油相場が大きく上昇した事や、米の利上げ時期を巡る不確かさに相場を支えられ、下げ渋る展開となった。中心6月限の金相場の値動きは、高値1215.90ドル、安値1207.50ドル、終値1210.60ドル。
国内の金相場は前日の海外相場ではマイナスに転じたものの、為替が円安に振れた事を映して3営業日続伸。小売ベースでは1gあたり5,092円(+10円)と、先月2日相場以来およそ1か月ぶりの高値を付け、上値追いの展開となりました。
《直近10営業日の金相場価格推移(小売)》
04/08 5092円 (+10円) ※最高値
04/07 5082円 (+6円)
04/06 5076円 (+35円)
04/03 5041円 (-2円)
04/02 5043円 (+63円)
04/01 4980円 (-9円) ※最安値
03/31 4989円 (-10円)
03/30 4999円 (-24円)
03/27 5023円 (+25円)
03/26 4998円 (+1円)
03/25 4997円 (+5円)
直近10日間の金相場平均価格:5,032円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は小幅続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス769.00ドル(+0.20ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を伸ばし、前日同様に先月26日相場以来の高値で取引きを終了。この日は利益確定売りや、ドル高の強まりを受けた割高感に相場を圧迫され、パラジウムを除いた他貴金属は売りが優勢となった。パラジウムは、欧州経済の景気回復観測や、急反発した前日相場の流れを引き継ぎ序盤より小高く推移。途中、外為市場でドルが主要通貨に対して上昇した事や、他貴金属が軟調に推移しているのを眺めて売りが優勢となる場面もあったが、米欧の株式相場が上昇した事を好感されたほか、原油相場の上伸を受けた買いに相場を支えられ、プラス圏を維持してこの日の取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は小高く推移した海外相場や、円安要因から続伸。小売では1gあたり3,315円(+27円)と、直近では最長の6日連続高。月初来高値上抜いて、先月24日相場以来およそ2週間ぶりの高値へ価格水準を切り上げました。
《直近10営業日のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/08 3315円 (+27円) ※最高値
04/07 3288円 (+32円)
04/06 3256円 (+38円)
04/03 3218円 (+5円)
04/02 3213円 (+44円)
04/01 3169円 (+5円)
03/31 3164円 (-6円) ※最安値
03/30 3170円 (-118円)
03/27 3288円 (+5円)
03/26 3283円 (-6円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,236円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1210.10ドル、パラジウムは768.45ドル、為替は1$120円18銭前後の値動きで推移しております。