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2021年08月24日国内貴金属は軒並み急反発↑金は約2週間ぶりの高値となり、パラジウムは調整安が一服。

【金相場】週明け23日のNY金相場は、テクニカル要因や対ユーロでのドル安を背景に買いが優勢となり急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1806.30ドル(+22.30ドル)と、終値では8月5日相場(1808.90ドル)以来およそ2週間ぶりの高値となり、同日ぶりに心理的節目である1800ドル台を回復して取引きを終了。時間外取引きのアジア市場では売りが先行し安寄りした。しかし、新型コロナウイルス変異株感染が世界的に拡大する中、経済情勢をめぐる不確実性への警戒感が台頭。米連邦準備制度理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の縮小)後ずれ観測が一部で浮上し、金買いを後押しした。また、この日の外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される商品の割安感に伴い金買いが活発化し、相場は一時1809.10ドルまで上昇するなど、2週間ぶりの高値水準まで上伸して取引きを終えた。
今週27日開催の米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でパウエルFRB議長が行う講演が目先の注目材料。テーパリングについて踏み込んだ発言があるかどうかが焦点となっている。

国内の金相場は、週明けのNY相場が1800ドルを超えるなど2週間ぶりの高値に浮上した事を映し急反発。買取ベースでは1gあたり6,957円(+94円)と、5日相場以来およそ2週間ぶりの高値となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

08/24  6,957円 (+94円)

08/23  6,863円 (-10円)

08/20  6,873円 (-27円)

08/19  6,900円 (+19円)

08/18  6,881円 (+20円)

08/17  6,861円 (+10円)

08/16  6,851円 (+141円)

08/11  6,710円 (-13円)

08/10  6,723円 (-234円)

08/06  6,957円 (-19円)

10日間の金相場平均価格:6,858円/g


【パラジウム相場】週明け23日のNYパラジウム相場は、このところの安値調整に対する反動買いや、投資家心理の改善、ドル安が材料となり急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス2385.10ドル(+108.60ドル)と、2300ドル台に浮上し、18日相場以来およそ1週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大で、米国でも患者数が急増している事を受け、連邦制度準備制度理事会(FBR)による量的緩和縮小の後ずれ観測が浮上する中、外国為替市場ではドルが対ユーロで軟化。ドル建てで取引されるパラジウムをはじめ貴金属商品に割安感が生じ、買いが活発化した。また、前週末まで軟調に推移し売り過剰感が意識された事や、ポジション調整の動きなども加わり急伸。また、ファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを米当局が正式承認したことから、ワクチン接種が勢いを増すとの期待が広がり投資家心理が改善。株価が堅調となるなどリスク回避の流れが一服した事もパラジウムの買いを後押し、相場は一時2400ドルを突破し、2429ドルまで上げ幅を拡大する場面もあった。

国内のパラジウム相場は、週明けのNY相場が急反発し調整地合いが一服した事から、国内でも大幅高に振れ7営業日ぶりに反発。買取では1gあたり9,224円(+380円)と、前日までの軟調推移から反転し、プラス圏に転じる展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

08/24  9,224円 (+380円)

08/23  8,844円 (-88円)

08/20  8,932円 (-424円)

08/19  9,356円 (-302円)

08/18  9,658円 (-292円)

08/17  9,950円 (-154円)

08/16  10,104円 (-110円)

08/11  10,214円 (+154円)

08/10  10,060円 (-121円)

08/06  10,181円 (+17円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,652円/g


10:45現在の金相場は1トロイオンス1810.40ドル、パラジウムは2413.90ドル、為替は1$109円73銭前後の値動きで推移しております。

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