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【金相場】週明け19日のNY金相場は、リスクオフムードから買いが入りやすかったものの、換金目的としての売りや、対ユーロでのドル高進行が重しとなり続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1809.20ドル(-5.80ドル)と、小幅ながらマイナス圏で取引きを終了。新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大で、世界経済の回復をめぐる不透明感の高まりから、米株式市場は大幅続落。投資家のリスク回避姿勢が広がる中、金は損失補填目的として売られやすかったほか、ドル高・ユーロ安の流れが重しとなり一時1795ドルまで値を落とす場面もあった。ただその後は、換金目的の売りが一服したほか、ドルが軟化すると金には押し目買いも入り、終盤は1809ドル付近でもみ合いとなった。
国内の金相場は、売り優勢となった週明けのNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,981円(-24円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/20 6,981円 (-24円)
07/19 7,005円 (-43円)
07/16 7,048円 (+9円)
07/15 7,039円 (+25円)
07/14 7,014円 (+7円)
07/13 7,007円 (+7円)
07/12 7,001円 (+40円)
07/09 6,961円 (-46円)
07/08 7,007円 (+35円)
07/07 6,972円 (-5円)
10日間の金相場平均価格:7,004円/g
【パラジウム相場】週明け19日のNYパラジウム相場は、世界景気への先行き不安からリスクオフムードに押され調整地合いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス2592.70ドル(-44.60ドル)と、5営業日続落して取引きを終了。新型コロナウイルスの感染が再拡大し、世界的な景気回復に不透明感が広がり、この日は米国株が急落するなど、世界的に株安が進行。投資家心理の冷え込みが大半のリスク資産の売りにつながり、パラジウムも軟調となった。また、中国で経済刺激策の段階的縮小により投資が伸び悩む懸念がくすぶっている中で、米ミシガン大学消費者マインド指数の低下と、米インフレ期待の上昇が加わり、世界景気の減速懸念が広がったほか、ドル高の進行や、米国と中国の間で緊張が高まった事も圧迫要因となった。途中、ドル買いが一服する場面では買い戻される場面もあったが、引き続き軟調な株価や原油相場が重しとなり、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、調整地合いが継続した週明けのNY相場を映し5日続落。買取では1gあたり10,016円(-209円)と、マイナス圏で推移し軟調となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/20 10,016円 (-209円)
07/19 10,588円 (-258円)
07/16 10,588円 (-258円)
07/15 10,846円 (-110円)
07/14 10,956円 (-39円)
07/13 10,995円 (+171円)
07/12 10,824円 (-11円)
07/09 10,835円 (-187円)
07/08 11,022円 (+247円)
07/07 10,775円 (-165円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,708円/g
10:20現在の金相場は1トロイオンス1820.70ドル、パラジウムは2609.55ドル、為替は1$109円52銭前後の値動きで推移しております。