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【金相場】週末9日のNY金相場は、新型コロナウイルスの世界的な感染再拡大への警戒感に支えられ反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1810.60ドル(+10.40ドル)と、直近高値を上抜いて、中心終値では16日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値で取引きを終了。なお、週間では27.30ドル(1.53%)高と、3週連続プラスでの越週となった。感染力の強いデルタ株の感染再拡大で、世界経済の回復が減速するとの懸念が広がっている事から、安全資産としての金への投資妙味が高まり買いが入りやすかったほか、外国為替市場では対ユーロでドルが下落し、ドル建ての金に割安感が強まったことも支援要因となり堅調となった。ただ、米長期金利が上昇したことや、株式相場が軒並み最高値を更新するなど一段高となった事が重しとなり、買い一巡後は上げ幅は限られた。
国内の金相場は、買い優勢となった週末のNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり7,001円(+40円)と、前営業日の下げをほぼ埋め戻し、約1ヵ月ぶりの高値水準に再浮上しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/12 7,001円 (+40円)
07/09 6,961円 (-46円)
07/08 7,007円 (+35円)
07/07 6,972円 (-5円)
07/06 6,977円 (+12円)
07/05 6,965円 (+11円)
07/02 6,954円 (+60円)
07/01 6,894円 (+65円)
06/30 6,829円 (-68円)
06/29 6,897円 (-28円)
10日間の金相場平均価格:6,946円/g
【パラジウム相場】週末9日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯した後、株高や持ち高調整買いが優勢となり小反発。中心限月の9月限は1トロイオンス2812.00ドル(+1.80ドル)と、横ばい圏ながら小幅高で取引きを終了。なお、週間では20ドル高(+0.7%)と3週続伸し、3週間の上げ幅は342.10ドル高(+12.1%)となった。この日のパラジウムは、リスク回避ムードから売りが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、時間外取引きでは安寄りした。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は、新型コロナウイルスのワクチン接種プログラム拡大が寄与する形で米経済は力強い回復を見せているとしつつ、金融政策による「強力な支援」を今後も続けると表明すると前日に急落した米株式相場が上昇し、投資家のリスク回避姿勢が後退する中、パラジウムも連れ高となりプラス圏に反転浮上。相場は一時2825ドルまで上昇した。その後、ドル高の進行がやや上値を重くするも、週末を控えた持ち高調整買いや、株価が軒並み最高値を更新するなど一段高となった事も支えとなり、この日はプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、マイナス圏での値動きとなり続落。買取では1gあたり10,824円(-11円)と、横ばい圏ながら小幅安での推移となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/12 10,824円 (-11円)
07/09 10,835円 (-187円)
07/08 11,022円 (+247円)
07/07 10,775円 (-165円)
07/06 10,940円 (+83円)
07/05 10,857円 (+82円)
07/02 10,775円 (-5円)
07/01 10,780円 (+396円)
06/30 10,384円 (+22円)
06/29 10,362円 (+126円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,755円/g
10:40現在の金相場は1トロイオンス1814.20ドル、パラジウムは2819.75ドル、為替は1$110円09銭前後の値動きで推移しております。