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【金相場】1日のNY金相場は、売り買いが交錯する中、持ち高調整目的の買いが入り続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1776.80ドル(+5.20ドル)と、小幅ながら買い優勢で取引きを終了。朝方は、ドルが対ユーロで軟化する中、ドル建ての商品として割安感から金は一時1783.40ドルまで買い進められ上伸した。一方、この日発表された米供給管理協会(ISM)の製造業総合景況指数が堅調なペースの活動拡大を示したほか、新規失業保険申請件数は市場の予想以上に減少し、新型コロナウイルス禍以降の最少を更新するなど経済活動再開や労働需要の増加に伴い、雇用改善が一層進んだことが示唆された。これを受けて米国長期金利が上昇に転じた事や、外国為替市場ではドルの買い戻しが入った事で金は相場を圧迫。上げ幅をジリジリと縮小した。ただ、安値圏では押し目買いも入り、終盤にかけて再び買い戻され、結局プラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場や円安要因から上げ幅を拡大し上伸。買取ベースでは1gあたり6,954円(+60円)と、節目の6,900円台に値戻し、17日相場以来およそ2週間ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
07/02 6,954円 (+60円)
07/01 6,894円 (+65円)
06/30 6,829円 (-68円)
06/29 6,897円 (-28円)
06/28 6,925円 (+10円)
06/25 6,915円 (-21円)
06/24 6,936円 (+13円)
06/23 6,923円 (+12円)
06/22 6,911円 (+49円)
06/21 6,862円 (-30円)
10日間の金相場平均価格:6,905円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、前日の急騰に対する利確売りやドルの持ち直しを受けてマイナスサイドに反転。中心限月の9月限は1トロイオンス2768.90ドル(-10.30ドル)と、値を落として取引きを終了。前日にはおよそ3.5%高と急騰し、約2週間ぶりの高値を更新するなど一段高となった流れを引き継ぎ、この日のパラジウムは時間外取引きより買いが継続し上伸した。また、ドルが対ユーロで軟化する中、ドル建のパラジウムは割安感から買われた場面もあったほか、発表されたISM製造業総合景況指数や、新規失業保険申請件数が堅調な結果となった事も意識され上げ幅を拡大。相場は節目の2800ドルを突破し、一時2802.00ドルまで値を伸ばす場面もあった。ただ、その後は良好な米国経済指標を受け長期金利が上昇した事や、ドルが買い戻しに転じた事から次第に上げ幅を縮小。一部で利益を確定する売りも出た事から、結局マイナス圏に沈下して取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、横ばい圏ながら小幅安で推移。買取では1gあたり10,775円(-5円)と、4営業日ぶりに小反落し、連騰一服となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/02 10,775円 (-5円)
07/01 10,780円 (+396円)
06/29 10,362円 (+126円)
06/28 10,236円 (-5円)
06/25 10,241円 (+132円)
06/24 10,109円 (+181円)
06/23 9,928円 (-44円)
06/22 9,972円 (+292円)
06/21 9,680円 (±0円)
06/18 9,680円 (-1128円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,247円/g
10:40現在の金相場は1トロイオンス1785.70ドル、パラジウムは2766.10ドル、為替は1$111円58銭前後の値動きで推移しております。