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【金相場】23日のNY金相場は、FRB議長の議会証言や、ドルの値動きを眺めて売り買いが交錯する中、買いが優り反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1783.40ドル(+6.00ドル)と、プラス圏に反転して取引きを終了。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、早期の利上げに対する過度の警戒感が後退した事から金は時間外取引きより買いが入り上昇。相場は一時1795.60ドルまで上伸した。ただ、調査会社IHSマークイットがこの日発表した6月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が62.6と、市場の低下予想に反して上昇。足元の景気回復期待を確認する結果となり、円が対ドルで約1年ぶりの安値水準となったほか、対ユーロでもドル高が進んだ事から、金は上げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、NY相場の上昇や為替が約1年ぶりの円安水準に傾斜した事を受け3日上伸。買取ベースでは1gあたり6,936円(+13円)と、17日相場(1週間)ぶりの高値に値戻す展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/24 6,936円 (+13円)
06/23 6,923円 (+12円)
06/22 6,911円 (+49円)
06/21 6,862円 (-30円)
06/18 6,892円 (-158円)
06/17 7,050円 (-100円)
06/16 7,150円 (-36円)
06/15 7,186円 (-10円)
06/14 7,196円 (-72円)
06/11 7,268円 (+20円)
10日間の金相場平均価格:7,037円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、引き続き安値拾いが入ったほか、発表された製造業指数が良好な内容となった事も支援材料となり急伸。中心限月の9月限は1トロイオンス2630.50ドル(+71.60ドル)と、節目の2600ドルを超え、終値では16日相場(1週間)ぶりの高値に戻して取引きを終了。前日のFRBパウエル議長の議会証言を受け、この日のパラジウムは時間外取引より高寄りしたのち、ドル安を受けて堅調に推移。また、欧州時間に入ると、ユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値の上昇などから買いが進んだほか、日中取引きでは発表された米国の6月製造業景況指数が予想に反して堅調となった事が支持され、パラジウムはテクニカルな買いもあって上げ幅を拡大。相場は一時2637ドルまで急騰した。その後、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して上昇するなど、ドル買いが進んだ事で上値を重くする場面もあったが、バイデン米政権が掲げるインフラ投資計画で、超党派合意が現実になりつつあるとの報から買い支えられる展開となり、結局高値圏を維持して取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、大幅高で引けたNY相場や円安要因を受け急反発。買取では1gあたり10,109円(+181円)と、大台の10,000円台に再浮上し、金同様に17日相場(1週間)ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/24 10,109円 (+181円)
06/23 9,928円 (-44円)
06/22 9,972円 (+292円)
06/21 9,680円 (±0円)
06/18 9,680円 (-1128円)
06/17 10,808円 (+176円)
06/16 10,632円 (+28円)
06/15 10,604円 (-55円)
06/14 10,659円 (+22円)
06/11 10,637円 (-55円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,271円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1784.60ドル、パラジウムは2623.75ドル、為替は1$110円98銭前後の値動きで推移しております。