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【金相場】15日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表を翌日に控え、手仕舞い売りに押され3日続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1856.40ドル(-9.50ドル)と、マイナス圏で推移して取引きを終了。この日の金相場は、時間外取引のアジア市場では買いが先行し1870ドル超まで上昇した。しかし、この日から始まった連邦公開市場委員会(FOMC)に関心が集まり、次第に売り優勢に反転。ドル高の進行や米長期金利の指標となる10年物国債利回りがじりじりと上昇する中で、金は相場を圧迫されて軟調となった。また、この日発表された5月の米卸売物価指数(PPI)は前年比6.6%上昇し、過去最大の伸びとなった。一方、5月の米小売売上高は前月比1.3%減と市場予想以上の落ち込みとなった。ただ、市場ではFOMCの結果を待ちたいとの気分が強く、これら経済指標に対する相場の反応は限定的だった。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映しマイナス圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり7,150円(-36円)と、3営業日続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/16 7,150円 (-36円)
06/15 7,186円 (-10円)
06/14 7,196円 (-72円)
06/11 7,268円 (+20円)
06/10 7,248円 (-26円)
06/09 7,274円 (-12円)
06/08 7,286円 (+4円)
06/07 7,282円 (+44円)
06/04 7,238円 (-97円)
06/03 7,335円 (+47円)
10日間の金相場平均価格:7,246円/g
【パラジウム相場】15日のNYパラジウム相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控え様子見ムードが広がるも、安値拾いや欧米経済活動の本格稼働を意識した買いに支えられ上昇。中心限月の9月限は1トロイオンス2764.80ドル(+8.20ドル)と、プラス圏に反転して取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引より安値拾いの買いが入り上昇した。また、米カリフォルニア州は新型コロナウイルス対策の制限措置を解除し、経済活動を完全再開したほか、ニューヨーク州のクオモ知事は州内の成人の70%が新型コロナワクチンの接種を少なくとも1回受けたとして、残る制限措置全てを解除し多くのビジネスは通常営業に戻るなど、経済活動が本格稼働した事も好材料となった。途中、米国長期金利が上昇しドル高が進んだ事や、米国の5月小売売上高が冴えない内容となった事で、一時売り押される場面もあったが、下値では押し目を買われプラス圏を維持する展開となった。市場の関心は明日のFOMC結果に集まっている。
国内のパラジウム相場は、プラスサイドに反転したNY相場を映し上昇。買取では1gあたり10,632円(+28円)と、反発しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/16 10,632円 (+28円)
06/15 10,604円 (-55円)
06/14 10,659円 (+22円)
06/11 10,637円 (-55円)
06/10 10,692円 (-110円)
06/09 10,802円 (-83円)
06/08 10,885円 (±0円)
06/07 10,885円 (-49円)
06/04 10,934円 (-61円)
06/03 10,995円 (+66円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,773円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1862.30ドル、パラジウムは2765.70ドル、為替は1$110円11銭前後の値動きで推移しております。