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【金相場】週末4日のNY金相場は、米雇用統計を受けた金利の大幅低下やドル安を背景に買われ反発。中心限月の8月限は1トロイオンス1892.00ドル(+18.70ドル)と、買い優勢に反転して取引きを終了。この日の金相場は、前日の売りの流れを引き継ぎ時間外取引きでは安寄りした。しかし、発表された5月の米国雇用統計は、非農業部門就業者数の伸びが市場予想を下回り、長期金利の指標となる10年物米国債利回りが大幅に低下。これを受けて金商品への投資妙味が高まり、買い戻しが台頭した。また、外国為替市場では対ユーロでのドルの下落も相場の追い風となったほか、前日の下げに対する値頃感もあって一時1899ドルと、1900ドル手前まで上伸する場面もあった。ただ買い一巡後は、週末を控えた持ち高調整などから1900ドル手前でもみ合う展開となった。
国内の金相場は、週末のNY相場が買い戻された事を映し反発。買取ベースでは1gあたり7,282円(+44円)と、プラス圏に反転し上昇しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/07 7,282円 (+44円)
06/04 7,238円 (-97円)
06/03 7,335円 (+47円)
06/02 7,288円 (-15円)
06/01 7,303円 (-19円)
05/31 7,322円 (+23円)
05/28 7,299円 (+53円)
05/27 7,246円 (+14円)
05/26 7,232円 (+86円)
05/25 7,146円 (-35円)
10日間の金相場平均価格:7,269円/g
【パラジウム相場】週末4日のNYパラジウム相場は、原油高や株高、ドル安の流れが買いを促し反発。中心限月の9月限は1トロイオンス2842.20ドル(+15.60ドル)と、プラス圏に反転して取引きを終了。この日のパラジウムは、売り優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ時間外取引きでは売りが先行した。しかし、発表された米国の5月雇用統計をキッカケに、外国為替市場ではドル売りが進行。ドル建のパラジウムは金や他貴金属同様に割安感が意識され、まもなくプラス圏に反転上昇した。また同時に長期金利が大幅低下した事や、堅調な原油や株式、加えて欧州・米国・中国といった巨大市場での景気拡大観測から、これから年末にかけて更なる需要拡大を見込む動きもあり、結局買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、マイナス圏での値動きとなり続落。買取では1gあたり10,885円(-49円)と、値を下げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/07 10,885円 (-49円)
06/04 10,934円 (-61円)
06/03 10,995円 (+66円)
06/02 10,929円 (+66円)
06/01 10,863円 (+44円)
05/31 10,819円 (+44円)
05/28 10,775円 (+248円)
05/27 10,527円 (-77円)
05/26 10,604円 (+99円)
05/25 10,505円 (-182円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,784円/g
10:35現在の金相場は1トロイオンス1896.30ドル、パラジウムは2851.60ドル、為替は1$109円62銭前後の値動きで推移しております。