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【金相場】連休明け1日のNY金相場は、一時5カ月ぶりの高値を付けたが、5月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)が改善したことに加え、米国株高や国債利回りの上昇を背景に相場を重くし小反落。中心限月の8月限は1トロイオンス1905.00ドル(-0.30ドル)と、横ばいながら小幅安に転じ、前営業日に付けた約5ヶ月ぶりの高値から値を落として取引きを終了。ニューヨーク時間未明の電子取引で、押し目を買われた金相場は一時1919.20ドルまで上伸し、約5ヶ月ぶり(1月7日相場来)の高値を更新した。一方で、米サプライ管理協会(ISM)が発表した5月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は61.2と、予想を上回り、米長期金利が上昇。金利を生まない金は売り優勢に反転し、一時1900ドルを割り込む場面もあった。ただ、米金融緩和の長期化観測を改めて裏付けた米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言を受けて、金は終盤にかけてじりじりと下げ幅を縮小し、結局前日終値水準で取引きを終えた。
国内の金相場は、横ばいながら小幅安に転じた週明けのNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり7,288円(-15円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
06/02 7,288円 (-15円)
06/01 7,303円 (-19円)
05/31 7,322円 (+23円)
05/28 7,299円 (+53円)
05/27 7,246円 (+14円)
05/26 7,232円 (+86円)
05/25 7,146円 (-35円)
05/24 7,181円 (+37円)
05/21 7,144円 (+3円)
05/20 7,141円 (+18円)
10日間の金相場平均価格:7,230円/g
【パラジウム相場】連休明け1日のNYパラジウム相場は、良好な米・中の製造業指数や、株高の継続、原油高を背景に買い地合いが継続し上げ幅を拡大。中心限月の9月限は1トロイオンス2863.20ドル(+33.10ドル)と、3営業日続伸し、20日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。5月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が、20年12月以来の高水準になった事が好感されたほか、米国サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月の製造業景況感指数が前月から上昇し、市場予想も上回るなど、企業の景況感の改善が好感され、パラジウムは序盤より買いが先行し上伸した。また、経済活動の再開や、ドライブシーズンを迎え、原油相場が約2年7ヶ月ぶり(2018年10月下旬)の高値を記録するなど堅調となった事に連れてパラジウムも上げ幅を拡大。相場は一時2873.00ドルまで上昇した。途中、利確売りや、長期金利の上昇、ドル高に押される場面もあったが、引き続き堅調な株価動向や、押し目買いが入り、結局この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、堅調に推移し上げ幅を拡大したNY相場を映し4日上伸。買取では1gあたり10,929円(+66円)と、5月21日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻し、同日ぶりに10,900円台に浮上しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/02 10,929円 (+66円)
06/01 10,863円 (+44円)
05/31 10,819円 (+44円)
05/28 10,775円 (+248円)
05/27 10,527円 (-77円)
05/26 10,604円 (+99円)
05/25 10,505円 (-182円)
05/24 10,687円 (-286円)
05/21 10,973円 (-110円)
05/20 11,083円 (-66円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,777円/g
14:00現在の金相場は1トロイオンス1899.75ドル、パラジウムは2864.55ドル、為替は1$109円70銭前後の値動きで推移しております。