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【金相場】週末21日のNY金相場は、ドル高や持ち高調整売りに押され、7営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1876.70ドル(-5.20ドル)と、売り優勢で取引きを終了。なお、週間では38.60ドル(2.1%)高と、3週連続の上伸となった。朝方は金利低下を眺めて、一時1890.30ドルまで上昇した。しかし、その後公表された5月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は予想以上に堅調。対ユーロでドル高が進み、金はドル建て商品としての割高感から一転して売りが優勢となり、マイナス圏に沈下した。
国内の金相場は、時間外取引きでの買い戻しを背景にプラス圏に反転し3日続伸。買取ベースでは1gあたり7,181円(+37円)と、年初来高値の18日相場(7,145円)を上抜き、2020年9月18日相場(7,186円)以来およそ8ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
05/24 7,181円 (+37円)
05/21 7,144円 (+3円)
05/20 7,141円 (+18円)
05/19 7,123円 (-22円)
05/18 7,145円 (+78円)
05/17 7,067円 (+66円)
05/13 7,001円 (+31円)
05/13 6,970円 (-13円)
05/12 6,983円 (-5円)
05/11 6,988円 (+19円)
10日間の金相場平均価格:7,074円/g
【パラジウム相場】週末21日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や調整売りに押され軟調地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス2775.00ドル(-95.20ドル)と、大幅安で取引きを終了。この日発表された5月の米製造業と、サービス業の生産指数は過去最高を記録し、景気回復の強さが示された一方で、インフレ圧力につながっている力強い需要を浮き彫りにした。これを受け、外国為替市場ではドル高が進行。ドル建てのパラジウムは割高感が意識され序盤より軟調となった。また、パラジウムは年初来より堅調に推移し、3月以降では需給バランスの観点から連日で最高値記録を更新するなど、急速に価格水準を切り上げていた事もあって調整されやすい地合いとなっているほか、中国の商品価格の管理強化などが投資家心理を冷やす要因となった。
国内のパラジウム相場は、調整地合いとなった週末のNY相場を映し軟調な展開に。買取では1gあたり10,687円(-286円)と、マイナス圏で推移し4営業日続落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/24 10,687円 (-286円)
05/21 10,973円 (-110円)
05/20 11,083円 (-66円)
05/19 11,149円 (-66円)
05/18 11,215円 (+17円)
05/17 11,198円 (+77円)
05/14 11,121円 (-6円)
05/13 11,127円 (-126円)
05/12 11,253円 (-33円)
05/11 11,286円 (+60円)
10日間のパラジウム相場平均価格:11,109円/g
11:15現在の金相場は1トロイオンス1892.05ドル、パラジウムは2822.85ドル、為替は1$108円93銭前後の値動きで推移しております。