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2021年05月13日長期金利の上昇やドル高を背景に軟調となったNY相場を映し、国内貴金属も総じてマイナス圏での値動きに。

【金相場】12日のNY金相場は、米国長期金利の上昇や、ドル高進行が重しとなり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1822.80ドル(-13.30ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比4.2%上昇と大幅な伸びとなった。新型コロナウイルスの影響が大きかった前年に比べると米物価は高くなると市場は想定していたが、前月比でも予想よりはるかに強い数字だった事を受けて、インフレヘッジ目的の金買いが先行し、一時1844.70ドルまで上昇した。ただ、物価上昇に伴って米国長期金利が上昇し、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金商品の割高感が意識され、相場は次第にマイナスサイドに反転する展開となった。

国内の金相場は、軟調となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,970円(-13円)と、小幅ながらマイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

05/13  6,970円 (-13円)

05/12  6,983円 (-5円)

05/11  6,988円 (+19円)

05/10  6,969円 (+50円)

05/07  6,919円 (+97円)

05/06  6,822円 (+66円)

04/30  6,756円 (±0円)

04/28  6,756円 (+6円)

04/27  6,750円 (+32円)

04/26  6,718円 (-20円)

10日間の金相場平均価格:6,863円/g


【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、このところの最高値推移による調整や、物価上昇に伴う米国長期金利の上昇、ドル高が重しとなり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2849.00ドル(-77.20ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、売り優勢となった前日相場の反動から、時間外取引きでは買い戻しが先行し堅調に推移した。一方、この日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が2009年以来の伸びとなり、想定より早いスピードでワクチン接種が進んでいることで、モノだけでなくサービス価格も上がっている事が示されるなど、物価上昇圧力が景気回復を妨げるとの懸念が高まりリスクオフムードが台頭。米国株が下げ幅を広げたほか、長期金利の上昇やドル高進行が相場の重しとなり、パラジウムも売り優勢に反転する展開となった。また、パラジウムはこのところ最高値水準での推移が続いていた事もあって、調整目的の売りも出やすかった。

国内のパラジウム相場は、売り優勢となったNY相場を映し続落。買取では1gあたり11,127円(-126円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/13  11,127円 (-126円)

05/12  11,253円 (-33円)

05/11  11,286円 (+60円)

05/10  11,226円 (-27円)

05/07  11,253円 (-55円)

05/06  11,308円 (+66円)

04/30  11,242円 (+99円)

04/28  11,143円 (+143円)

04/27  11,000円 (+286円)

04/26  10,714円 (+55円)

10日間のパラジウム相場平均価格:11,155円/g


11:10現在の金相場は1トロイオンス1827.55ドル、パラジウムは2892.70ドル、為替は1$109円57銭前後の値動きで推移しております。

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