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2021年05月10日国内金相場は上げ幅を拡大し約4ヶ月ぶりの高値を更新↑一方、パラジウムは売り優勢となり続落↓

【金相場】週末7日のNY金相場は、市場予想を大きく下回った米雇用統計やドル安などを背景に買われ3日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1831.30ドル(+15.60ドル)と、中心終値では2月10日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。なお、週間では63.60ドル(3.60%)高となった。この日発表された4月米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+26.6万人と、市場予想の+100万人程度を大幅に下回ったことや、失業率が6.1%に上昇したことが材料視され、金を買う動きが活発化。加えて外国為替市場ではユーロ買い・米ドル売りが活発となったことも支援材料となり、相場は一時1844.60ドルまで上げ幅を拡大した。一方、この日は米国株が取引時間中の史上最高値を更新するなど、リスクオンの流れとなるも影響は限定的となり、そのまま3ヶ月ぶりの高値を更新して取引きを終えた。

国内の金相場は、堅調地合いが継続した週末のNY相場を映し上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり6,969円(+50円)と、連日で直近高値を上抜き、1月8日相場(6,977円)以来およそ4ヵ月ぶりの高値となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

05/10  6,969円 (+50円)

05/07  6,919円 (+97円)

05/06  6,822円 (+66円)

04/30  6,756円 (±0円)

04/28  6,756円 (+6円)

04/27  6,750円 (+32円)

04/26  6,718円 (-20円)

04/23  6,738円 (-38円)

04/22  6,776円 (+55円)

04/21  6,721円 (+20円)

10日間の金相場平均価格:6,793円/g



【パラジウム相場】週末7日のNYパラジウム相場は、持ち高調整売りが継続した事から売り優勢となり4日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2925.10ドル(-22.30ドル)と、売り優勢で取引きを終了。4月の中国の輸出が前年同月比32.3%増と、前月から伸びが加速。新型コロナウイルスワクチンの普及による世界経済の回復期待を受けた外需拡大を示す結果となり、パラジウムも時間外取引きでは買いが先行した。また、欧州株が堅調となった事も意識されたが、この日発表された米雇用統計が予想を大きく下回り低調な結果となると、次第に売り優勢に反転。週末を控えた持ち高調整目的や利確売りも重なり、マイナス圏に沈下した。一方で、米株式相場はS&P500種株価指数と、ダウ工業株30種平均は最高値を更新するなどリスクオンムードとなった事で、引けにかけてやや下げ幅を縮小する展開となった。

国内のパラジウム相場は、売り優勢となった週末のNY相場を映し続落。買取では1gあたり11,226円(-27円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/10 11,226円 (-27円)

05/07 11,253円 (-55円)

05/06  11,308円 (+66円)

04/30  11,242円 (+99円)

04/28  11,143円 (+143円)

04/27  11,000円 (+286円)

04/26  10,714円 (+55円)

04/23  10,659円 (-198円)

04/22  10,857円 (+379円)

04/21  10,478円 (-66円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,988円/g


14:10現在の金相場は1トロイオンス1839.45ドル、パラジウムは2946.80ドル、為替は1$108円87銭前後の値動きで推移しております。

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