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【金相場】29日のNY金相場は、米長期金利の上昇を背景に売られ3日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1768.30ドル(-5.60ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。米商務省がこの日発表した1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比6.4%増と、景気回復の加速を裏付けた。これを受けて、外国為替市場ではドル高に振れたほか、米長期金利の指標となる10年物国債利回りは一時1.68%近辺まで上昇するなど、金利を生まない資産である金には圧迫材料となり軟調となった。ただ、米国株が下げた事や、安値圏では買い戻しも入り、下げ幅は限定的となった。
国内の金相場は、28日・29日のNY相場では売りが優勢となるも、国内では円安要因から下げを相殺し横ばいでの値動きに。買取ベースでは1gあたり金6,756円(±0円)と、前日比変わらずの値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/30 6,756円 (±0円)
04/28 6,756円 (+6円)
04/27 6,750円 (+32円)
04/26 6,718円 (-20円)
04/23 6,738円 (-38円)
04/22 6,776円 (+55円)
04/21 6,721円 (+20円)
04/20 6,701円 (-63円)
04/19 6,764円 (+46円)
04/16 6,718円 (+80円)
10日間の金相場平均価格:6,728円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、堅調な米国経済指標や景気回復への期待感の高まりを背景に買いが入り反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2948.60ドル(+18.40ドル)と、買い優勢で取引きを終了。前日は最高値記録からの利益確定目的から売りが優勢となったが、この日のパラジウムは安値拾いが入り序盤より買い戻しが先行した。また、テクニカル要因から買いが入り、時間外取引では一時2982ドルを付けるなど一段高となった。その後、米国長期金利の上昇を眺めて、やや上げ幅を縮小するも、米国の1-3月(第1四半期)国内総生産(GDP)が堅調な結果となると、パラジウムにも買いが入る展開となった。
国内のパラジウム相場は、唯一の上伸となり4連騰するなど上げ幅を拡大。買取では1gあたり11,242円(+99円)と、連日で史上最高値を記録するなど、現在一段高での推移となっております。需給バランスの観点から上げ幅を拡大中のパラジウムは、連日で最高値記録を更新。月間ではこの日までに+1,281円(+11.4%)、年初来では+2,700円(+24%)となるなど、価格水準を大幅に切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/30 11,242円 (+99円)
04/28 11,143円 (+143円)
04/27 11,000円 (+286円)
04/26 10,714円 (+55円)
04/23 10,659円 (-198円)
04/22 10,857円 (+379円)
04/21 10,478円 (-66円)
04/20 10,544円 (+39円)
04/19 10,505円 (+115円)
04/16 10,390円 (+165円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,753円/g
11:40現在の金相場は1トロイオンス1774.90ドル、パラジウムは2959.75ドル、為替は1$108円78銭前後の値動きで推移しております。