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【金相場】週末23日のNY金相場は、堅調な欧米の経済指標や米国株価の上昇を眺めて売りが優勢となり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1777.80ドル(-4.20ドル)小幅安で取引きを終了。23日に発表された4月のユーロ圏製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が63.3と、市場予想を上回り堅調となったほか、発表された4月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値と3月の新築一戸建て住宅販売件数は、ともに予想を上回る堅調な内容となった。これを受け安全資産としての金商品は相場を圧迫され序盤より軟調となった。また、米国の景気回復に弾みがついていることが新たに示唆され、株価が値上がりした事もあって、金にとっては圧迫材料となった。
国内の金相場は、小幅続落した週末のNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,718円(-20円)と、マイナスサイドでの値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/26 6,718円 (-20円)
04/23 6,738円 (-38円)
04/22 6,776円 (+55円)
04/21 6,721円 (+20円)
04/20 6,701円 (-63円)
04/19 6,764円 (+46円)
04/16 6,718円 (+80円)
04/15 6,638円 (-28円)
04/14 6,666円 (+17円)
04/13 6,649円 (-44円)
10日間の金相場平均価格:6,706円/g
【パラジウム相場】週末23日のNYパラジウム相場は、良好な欧米の経済指標や株高を背景に買いが入り上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス2857.00ドル(+14.10ドル)と、プラス圏に反転して取引きを終了。23日発表のユーロ圏の4月の購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回り9ヶ月ぶりの高水準に上昇するなど欧州景気の持ち直しが期待されると、パラジウムは時間外取引きより買いが先行した。また、フランスで週明けから登校が再開されるなど、欧州では新型コロナウイルス感染抑制のための行動制限が徐々に緩和され始めている。同日発表の米国総合購買担当者指数(PMI)速報値は62.2と、2009年のデータ開始後の最高水準となるなど、米景気の本格回復が需要を後押しするとの見方からも買いが殺到し相場は一時2928ドルを付けるなど、節目の2900ドルを突破し一代高値を更新する場面もあった。その後、利益確定売りや、週末を控えた持ち高調整売りに押され上げ幅を縮小するも、プラス圏を維持し、そのまま買い優勢で取引きを終えた。需給バランスの観点から上げ幅を拡大中のパラジウムは、週間では終値で初めて2800ドルを突破し連日で最高値記録を更新。21日には2875.60ドルを付けるなど、価格水準を大幅に切り上げる展開となった。
国内のパラジウム相場は、安値拾いから買い優勢となった週末のNY相場を映し反発。買取では1gあたり10,714円(+55円)と、プラス圏に転じ上昇しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/26 10,714円 (+55円)
04/23 10,659円 (-198円)
04/22 10,857円 (+379円)
04/21 10,478円 (-66円)
04/20 10,544円 (+39円)
04/19 10,505円 (+115円)
04/16 10,390円 (+165円)
04/15 10,225円 (-16円)
04/14 10,241円 (-39円)
04/13 10,280円 (+127円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,489円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1788.45ドル、パラジウムは2872.90ドル、為替は1$107円80銭前後の値動きで推移しております。