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【金相場】週明け19日のNY金相場は、ドル安による買いも見られたが、利益確定目的や米金利上昇を背景に売られ、3営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1770.60ドル(-9.60ドル)と、マイナスサイドに反転して取引きを終了。外国為替市場ではユーロ高ドル安の相場展開となったことから、金はロンドン市場の序盤にかけて1790.40ドルまで買われ堅調となった。一方で、前2日間で買いが進み、週末16日には2月下旬以来およそ2ヶ月ぶりの高値を付けるなど一段高となった事で、NY市場に入ると利益を確定する目的の売りが出やすかったほか、米国長期金利の上昇を受けて金は下押される展開となり、この日は上値追い一服となった。
国内の金相場は、マイナスサイドに反転したNY相場を映し3営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり6,701円(-63円)と、前日に付けた約2ヶ月ぶり(2月9日相場以来)の高値から戻し上値追い一服となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/20 6,701円 (-63円)
04/19 6,764円 (+46円)
04/16 6,718円 (+80円)
04/15 6,638円 (-28円)
04/14 6,666円 (+17円)
04/13 6,649円 (-44円)
04/12 6,693円 (-23円)
04/09 6,716円 (+30円)
04/08 6,686円 (-16円)
04/07 6,702円 (+26円)
10日間の金相場平均価格:6,693円/g
【パラジウム相場】週明け19日のNYパラジウム相場は、引き続き上値を追う展開となり一代高値を再更新。中心限月の6月限は1トロイオンス2813.60ドル(+38.90ドル)と、3連騰し、中心終値では史上初めて大台の2800ドルを突破。前週末に続き歴代最高値を更新するなど、価格水準を切り上げて取引きを終了。この日のパラジウムは、史上最高値を記録した前週末相場の流れを引き継ぎ、時間外取引きより買いが先行した。また、外国為替市場ではドル安・ユーロ高の展開となった事で割安感が意識されたほか、テクニカル要因から買いが殺到し間もなく大台の2800ドルを突破。相場は一時2851ドルまで急騰し上げ幅を拡大した。その後、米国株の下げや一部で利益確定売りが出た事で上げ幅をやや縮小するも、引き続き供給への先行き不安や、ドル安要因に買い支えられ、この日も過去最高値を更新して引けた。需給バランスの観点から、現在パラジウムは2800ドルを突破するなど史上最高値を連日で更新し高騰中。ここ3日間の上げ幅では+134.20ドル(+4.8%)となり、年初来からの上げ幅では+359.80ドル(+13%)と、価格水準を一段切り上げて推移している。
国内のパラジウム相場は、引き続き強地合いを維持し一代高値を更新した週明けのNY相場を映し3日上伸。買取では1gあたり10,544円(+39円)と、連日で年初来高値を上抜いて、過去最高値を記録した2020年2月28日相場(10,923円)以来およそ1年2ヶ月ぶりの高値更新となりました。なお、3連騰した3日間の上げ幅は+319円(+3%)となり、年初来では+2,002円(+19%)の上げ幅となっております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/20 10,544円 (+39円)
04/19 10,505円 (+115円)
04/16 10,390円 (+165円)
04/15 10,225円 (-16円)
04/14 10,241円 (-39円)
04/13 10,280円 (+127円)
04/12 10,153円 (+66円)
04/09 10,087円 (-17円)
04/08 10,104円 (-159円)
04/07 10,263円 (-11円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,279円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1775.10ドル、パラジウムは2809.40ドル、為替は1$108円26銭前後の値動きで推移しております。