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【金相場】13日のNY金相場は、値頃感が意識されたほか、ドル安が進行した事が材料となり3営業日ぶりに反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1748.60ドル(+14.90ドル)と、先週8日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。前2日間は軟調となった事を受け、この日は時間外取引より安値拾いの買いが入り上昇した。また、発表された3月の米消費者物価指数(CPI)は2.6%上昇と、前月比で2012年以来の大きな伸びを示した。経済活動が再開し需要が強まるにつれ、インフレ圧力が高まりつつあることが示唆された事を受けてインフレヘッジとしての金買いが入ったほか、この日は米長期金利が低下し、対ユーロでドル安が進行した事も割安感に繋がり、買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、買い優勢に転じたNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり6,666円(+16円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/14 6,666円 (+17円)
04/13 6,649円 (-44円)
04/12 6,693円 (-23円)
04/09 6,716円 (+30円)
04/08 6,686円 (-16円)
04/07 6,702円 (+26円)
04/06 6,676円 (-15円)
04/05 6,691円 (+18円)
04/02 6,673円 (+51円)
04/01 6,622円 (+105円)
10日間の金相場平均価格:6,677円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、需給バランスの観点や、ドル安要因、テクニカルな買いなどから上値を追う展開となり4連騰。中心限月の6月限は1トロイオンス2696.90ドル(+25.00ドル)と、先週6日に付けた年初来高値を上抜き、史上最高値を記録した2020年2月27日相場(2711.70ドル)以来およそ1年1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。中国税関総署が13日発表した貿易統計によると、同国の輸入は前年同月比38%増で、4年1カ月ぶりの大幅な伸びとなった事から、パラジウムは時間外取引きより買われ堅調となった。また、世界最大の産出国であるロシアの生産減少や、ロシア・ウクライナ間での情勢緊迫化などを背景に供給逼迫への懸念が高まっている反面、中国や米国の経済活動が回復し、今後需要が一段と加速するとの見方から、パラジウムは買いが旺盛となり一時2709.00ドルと、節目の2700ドルを突破し一段高となった。
国内のパラジウム相場は、NY市場では一代高値を更新するなど一段高となるも、為替が円高に傾斜した事などを受け上げを消化しマイナス圏へ反転。買取では1gあたり10,241円(-39円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/14 10,241円 (-39円)
04/13 10,280円 (+127円)
04/12 10,153円 (+66円)
04/09 10,087円 (-17円)
04/08 10,104円 (-159円)
04/07 10,263円 (-11円)
04/06 10,274円 (-72円)
04/05 10,346円 (+39円)
04/02 10,307円 (+154円)
04/01 10,153円 (+192円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,221円/g
12:30現在の金相場は1トロイオンス1751.20ドル、パラジウムは2698.35ドル、為替は1$108円88銭前後の値動きで推移しております。