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【金相場】8日のNY金相場は、対ユーロでのドル安などを背景に買われ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1758.20ドル(+16.60ドル)と、月初来高値を上抜き、中心終値では2月25日相場(1775.40ドル)以来およそ6週間ぶりの高値で取引を終了。前日に発表された米連邦準備制度理事会(FRB)議事要旨を受け、金融緩和政策が長期化するとの見方が広がり、金利を生まない資産である金の魅力が高まった。また、米長期金利低下を背景に外国為替市場では対ユーロでドル安が先行。ドル建てで取引される金商品に割安感が生じた事も金買いに繋がったほか、朝方発表された米新規失業保険申請件数も前週比で冴えない内容となった事で、米雇用情勢の回復ペースに不安が広がったことも、安全資産としての金買いを促し、この日は一段高で取引を終えた。
国内の金相場は、約6週間ぶりの高値となるなど一段高となったNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり6,716円(+30円)と、先日7日に付けた直近高値を上抜いて、2月25日相場以来およそ6週間ぶりの高値となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/09 6,716円 (+30円)
04/08 6,686円 (-16円)
04/07 6,702円 (+26円)
04/06 6,676円 (-15円)
04/05 6,691円 (+18円)
04/02 6,673円 (+51円)
04/01 6,622円 (+105円)
03/31 6,517円 (-59円)
03/30 6,576円 (-68円)
03/29 6,644円 (+36円)
10日間の金相場平均価格:6,650円/g
【パラジウム相場】8日のNYパラジウム相場は、値ごろ感による安値拾いやドル安を背景に買われ反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2628.30ドル(+7.20ドル)と、買い優勢で取引を終了。この日のパラジウムは、利確売りが出た前日相場の反動から、時間外取引きより買い戻しが先行し上昇した。また、パウエルFRB議長は、国際通貨基金(IMF)のパネル討論会で「年内に物価が上昇する公算が大きいとしつつも、持続的なインフレとはならない」との見解を示し、金融緩和の長期化観測が意識されたほか、外国為替市場ではドル安の流れとなった事や、他貴金属が堅調に推移した事も支援材料となり、相場は一時2650ドルまで上昇するなど、この日はプラス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、NY市場では買い優勢に反転するも、為替が円高に傾斜した事を受け小幅安の展開に。買取では1gあたり10,087円(-17円)と、4営業日続落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/09 10,087円 (-17円)
04/08 10,104円 (-159円)
04/07 10,263円 (-11円)
04/06 10,274円 (-72円)
04/05 10,346円 (+39円)
04/02 10,307円 (+154円)
04/01 10,153円 (+192円)
03/31 9,961円 (+220円)
03/30 9,741円 (-517円)
03/29 10,258円 (+209円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,149円/g
10:00現在の金相場は1トロイオンス1759.60ドル、パラジウムは2634.80ドル、為替は1$109円26銭前後の値動きで推移しております。