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【金相場】6日のNY金相場は、対ユーロでのドル下落や米国長期金利の低下などを背景に4営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1743.00ドル(+14.20ドル)と、中心終値では2月25日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、アジア時間では利確売りが出た事で時間外取引では安寄りした。その後、外国為替市場ではドル安・ユーロ高の流れとなり、ユーロは対ドルで2週間ぶり高値に浮上。ドル建ての金商品は割安感が意識されると買いが活発となりまもなくプラスサイドに反転した。また、米長期金利の指標である10年物国債利回りが低下したことも、金利を生まない資産である金にとって支援材料となり、NY時間では一時1746.70ドルまで上昇するなど一段高となった。ただ、最近発表された米国や中国の経済指標が堅調なことから、リスク選好意欲の高まりを背景に金は相場を重くしたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を翌7日に控え様子見ムードも広がった事から、買い一巡後は伸び悩む展開となった。
国内の金相場は、買い優勢となったNY相場を映し反発。買取ベースでは1gあたり6,702円(+26円)と、2月25日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの高値を更新し、同日ぶりに6,700円台に浮上しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/07 6,702円 (+26円)
04/06 6,676円 (-15円)
04/05 6,691円 (+18円)
04/02 6,673円 (+51円)
04/01 6,622円 (+105円)
03/31 6,517円 (-59円)
03/30 6,576円 (-68円)
03/29 6,644円 (+36円)
03/26 6,608円 (-9円)
03/25 6,617円 (+42円)
10日間の金相場平均価格:6,633円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、良好な米中経済指標やドル安の進行を背景に買われ急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2690.20ドル(+35.30ドル)と、3月26日に付けた年初来高値を上抜き、史上最高値を記録した2020年2月27日相場(2711.70ドル)以来およそ1年1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。6日に発表された3月の中国サービス業購買担当者景況指数(PMI)は前月比2.8ポイント上昇の54.3となり、昨年12月以来の高水準を記録。また、国際通貨基金(IMF)が公表した最新の世界経済見通しでは今年の世界全体の成長率が6.0%に上方修正されたほか、5日に米サプライ管理協会(ISM)が発表した3月のサービス業PMIも過去最高を記録するなど、一連の堅調な経済指標を受け、景気回復期待やリスク意欲の高まりからパラジウムは買いが先行した。また、外国為替市場ではユーロが対ドルで2週間ぶり高値となるなどドル安が進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割安感が意識された事や、金相場が約1ヶ月半ぶりの高値圏まで上伸した事も買い材料となり、相場は一時2699ドルまで上伸するなど、一代高値水準まで上げ幅を拡大する展開となった。
国内のパラジウム相場は、NY市場では買い一段高で引けるも、時間外取引での戻りや為替動向から上げを相殺され続落。買取では1gあたり10,263円(-11円)と、小幅ながらマイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/07 10,263円 (-11円)
04/06 10,274円 (-72円)
04/05 10,346円 (+39円)
04/02 10,307円 (+154円)
04/01 10,153円 (+192円)
03/31 9,961円 (+220円)
03/30 9,741円 (-517円)
03/29 10,258円 (+209円)
03/26 10,049円 (+17円)
03/25 10,032円 (+148円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,138円/g
10:50現在の金相場は1トロイオンス1743.80ドル、パラジウムは2689.75ドル、為替は1$109円63銭前後の値動きで推移しております。