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【金相場】週明け29日のNY金相場は、ドル高や株高が重しとなりマイナスサイドに反転。中心限月の4月限は1トロイオンス1712.20ドル(-20.10ドル)と、反落して取引きを終了。この日の金相場は、買い優勢となった前週末相場の流れを引き継ぎ時間外取引では堅調となった。一方、米国の景気回復期待が高まっている反面、欧州各国で新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される中、外国為替市場では対ユーロでドルが上昇。ドル建てで取引される金商品の割高感につながり、次第に相場を圧迫された。また、NYダウ工業株30種平均は続伸し、2連日で過去最高値を更新するなどリスク意欲の高まりも重しとなり、結局売り優勢で引けた。
国内の金相場は、ドル高に押された週明けのNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり6,576円(-68円)と、マイナスサイドに反転となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/30 6,576円 (-68円)
03/29 6,644円 (+36円)
03/26 6,608円 (-9円)
03/25 6,617円 (+42円)
03/24 6,575円 (-62円)
03/23 6,637円 (-6円)
03/22 6,643円 (+15円)
03/19 6,628円 (-51円)
03/18 6,679円 (+53円)
03/17 6,626円 (-3円)
10日間の金相場平均価格:6,623円/g
【パラジウム相場】週明け29日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や軟調な他貴金属の値動き、このところの急騰に対する利確売りに押され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス2530.70ドル(-145.40ドル)と、売り優勢で取引きを終了。前週末26日には年初来高値を上抜き、史上最高値を記録した2020年2月27日相場(2711.70ドル)以来およそ1年1ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高となっていた。週明けのこの日は利益を確定する動きが出やすかったほか、外国為替市場ではドル買いが進行した事も意識され時間外取引では安寄りした。また、スエズ運河で座礁した大型コンテナ船が離礁に成功したと発表された事や、株式ブロック取引の余波への警戒感も意識され下げ幅を拡大した。一方、NYダウ過去最高値を連日で塗り替えるなど堅調となったほか、翌31日に行われるバイデン大統領の演説に関心が高まり、やや下げ幅を縮小する場面もあったが、引き続きドル高や軟調な他貴金属の値動きが重しとなり、そのまま売り優勢で取引きを終えた。
市場はバイデン政権が成長戦略として打ち出すインフラ投資計画に注目。財政支出が3兆ドル規模になるとの観測があり、経済回復の加速期待が高まっている。バイデン大統領はペンシルベニア州ピッツバーグで31日に行う演説でインフラ投資について発表する予定。
国内のパラジウム相場は、高値調整となった週明けのNY相場を映し反落。買取では1gあたり9,741円(-517円)と、4営業日ぶりに反落し上値追いが一服。 前日29日には史上最高値を記録した2020年2月28日相場(10,923円)以来およそ1年1ヶ月ぶりの高値を更新するなど、価格水準を切り上げる展開となっていた事から、この日は調整地合いとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/30 9741円 (-517円)
03/29 10258円 (+209円)
0326 10049円 (+17円)
03/25 10032円 (+148円)
03/24 9884円 (-104円)
03/23 9988円 (-28円)
03/22 10016円 (-176円)
03/19 10192円 (+380円)
03/18 9812円 (+330円)
03/17 9482円 (+389円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,945円/g
11:05現在の金相場は1トロイオンス1716.40ドル、パラジウムは2542.60ドル、為替は1$109円90銭前後の値動きで推移しております。