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【金相場】週末26日のNY金相場は、米長期金利やドルの動向を眺めたレンジ内取引が続く中、買い優勢に転じて反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1732.30ドル(+7.20ドル)と、プラス圏で取引きを終了。バイデン米大統領が前日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの普及加速に加え、インフラ整備などのテーマに取り組む方針を表明したことを受け、朝方はリスク選好ムードが拡大。米長期金利やドルの上昇に押され、金は横ばい圏付近で推移した。しかし、その後に金利上昇が一服すると、ドルも対ユーロで軟調となり、割高感の薄れた金に買いが入り堅調となった。この日は、2月の個人消費・所得、ミシガン大調査の3月の消費者景況感などの米経済指標が発表されたが、いずれも想定の範囲内と受け止められ、相場の反応は限定的だった。
国内の金相場は、買い優勢に転じた週末のNY市場を映し反発。買取ベースでは1gあたり6,644円(+36円)と、プラスサイドに転じ上昇しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/29 6,644円 (+36円)
03/26 6,608円 (-9円)
03/25 6,617円 (+42円)
03/24 6,575円 (-62円)
03/23 6,637円 (-6円)
03/22 6,643円 (+15円)
03/19 6,628円 (-51円)
03/18 6,679円 (+53円)
03/17 6,626円 (-3円)
03/16 6,629円 (+25円)
10日間の金相場平均価格:6,629円/g
【パラジウム相場】週末26日のNYパラジウム相場は、原油相場や米国株の上昇などリスク選好意欲の高まりを背景に買われ急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2676.10ドル(+60.70ドル)と、今月18日に付けた年初来高値を上抜き、史上最高値を記録した2020年2月27日相場(2711.70ドル)以来およそ1年1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。スエズ運河での大型船座礁事故の影響長期化で供給が逼迫するとの懸念が再燃する中、原油相場が大幅反発した事を受け、パラジウムも時間外取引きより買いが旺盛となり上昇した。また、バイデン米大統領が前日、就任後100日の新型コロナウイルスワクチン接種目標を2倍に引き上げたことが好感され、世界的にリスク選好ムードが戻り、S&P500種株価指数は終値ベースの最高値を更新。ワクチン展開を巡る楽観が広がったほか、米長期金利の伸び悩みも支援材料となり、相場は年初来高値を突破するなど一段高となった。
国内のパラジウム相場は、急騰した週末のNY相場を映し3日続伸。買取では1gあたり10,258円(+209円)と、19日に付けた年初来高値(10,192円)を上抜いて、史上最高値を記録した2020年2月28日相場(10,923円)以来およそ1年1ヶ月ぶりの高値を更新するなど、価格水準を切り上げる展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/29 10258円 (+209円)
0326 10049円 (+17円)
03/25 10032円 (+148円)
03/24 9884円 (-104円)
03/23 9988円 (-28円)
03/22 10016円 (-176円)
03/19 10192円 (+380円)
03/18 9812円 (+330円)
03/17 9482円 (+389円)
03/16 9114円 (+94円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,883円/g
10:55現在の金相場は1トロイオンス1736.55ドル、パラジウムは2687.40ドル、為替は1$109円66銭前後の値動きで推移しております。