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【金相場】19日のNY金相場は大幅続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1169.00ドル(+17.70ドル)と、2営業日続伸し、中心終値では2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、前日取引き後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、上げ幅を拡大した買いの流れを継いで序盤より堅調に推移。注目されていたFOMCによる声明内容は、大方の予想通り利上げに「忍耐強くなれる」との文言が削除されたものの、全体としてはハト派的な内容となった事から緩和的な金融政策が想定より長期化すると受けとめられ、発表と同時に外為市場ではドルが主要通貨に対し軟調に推移。ドル建ての金相場は相対的に買われ、前日引け後に上げ幅を拡大していた。途中、急伸した反動から利益確定売りが出た事や、ドルの切り返しに押され上げ幅を縮小する場面もあったが、この日発表された米の主要経済指標(新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景気指数)が、それぞれ冴えない内容となった事や、ギリシャ問題の先行き不安からも買いを促し、この日は2週間ぶりの高値で取引きを終えた。
国内の金相場は海外相場が上伸した事を映して2営業日続伸。小売では1gあたり4,955円(+18円)と、最近の安値圏から持ち直し、先週10日相場以来およそ1週間半ぶりの高値となりました。
《3月現在の金相場価格推移(小売)》
03/20 4955円 (+18円)
03/19 4937円 (+35円)
03/18 4902円 (-27円) ※最安値
03/17 4929円 (+5円)
03/16 4924円 (±0円)
03/13 4924円 (-5円)
03/12 4929円 (-21円)
03/11 4950円 (-29円)
03/10 4979円 (+24円)
03/09 4955円 (-97円)
03/06 5052円 (+6円)
03/05 5046円 (-5円)
03/04 5051円 (-31円)
03/03 5082円 (-22円)
03/02 5104円 (+43円) ※最高値
本日までの3月金相場平均価格:4,981円/g
【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス765.80ドル(+1.15ドル)と、ほぼ横ばいながら2営業日続伸して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日引け後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、ドル安を背景に上げ幅を拡大していた事から、序盤は780ドル近辺で取引きされるなど堅調に推移。その後、利益確定売りが出た事や、米の経済指標が低調な内容となったほか、原油相場が需給の緩みへの警戒感から下押された事から徐々に上げ幅を縮小。また、ギリシャ問題の先行き不透明感や、ドルの切り返し、米株式相場が下落した事も売り要因となり、プラス圏を維持するも上値は重く、急伸した上げ幅をほぼ消化してこの日の取引きを終えた。中心6月限のパラジウムの値動きは、高値787.70ドル、安値765.05ドル、終値765.80ドル。
国内のパラジウム相場は、海外相場が前日引け後に急伸した上げ幅を消化し売り戻された事を映して反落。小売では1gあたり3,337円(-48円)と、再びマイナスへ転じました。
《3月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/20 3337円 (-48円)
03/19 3385円 (+59円)
03/18 3326円 (-76円) ※最安値
03/17 3402円 (-27円)
03/16 3429円 (-27円)
03/13 3456円 (+5円)
03/12 3451円 (-48円)
03/11 3499円 (-59円)
03/10 3558円 (+16円) ※最高値
03/09 3542円 (±0円)
03/06 3542円 (±0円)
03/05 3542円 (±0円)
03/04 3542円 (-6円)
03/03 3548円 (+49円)
03/02 3499円 (+38円)
本日までの3月のパラジウム相場平均価格:3,471円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1173.40ドル、パラジウムは770.15ドル、為替は1$120円72銭前後の値動きで推移しております。