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【金相場】週明け8日のNY金相場は、米長期金利の上昇やドル高・株高を意識した売りに押され4日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1678.00ドル(-20.50ドル)と、売り優勢で取引きを終了。前週末末までの軟調推移を受けて、この日のアジア時間では買い戻しが先行し1712ドルまで上昇した。一方、米長期金利の指標である10年物国債利回りが再び一時1.6%台に上昇した事で、金利を生まない資産である金は相場を圧迫されたほか、対ユーロでのドル高進行も重しとなり次第に売り優勢に反転した。また、追加の米経済対策が近く成立するとの期待や、米国では新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、州政府が行動制限を緩和する動きが広がるなど景気回復期待から、米株式相場が取引時間中の史上最高値を更新。投資家のリスク回避姿勢の後退も金売り要因となり、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり6,448円(-44円)と、値を下げマイナス圏に反転しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/09 6,448円 (-44円)
03/08 6,492円 (+79円)
03/05 6,413円 (-26円)
03/04 6,439円 (-73円)
03/03 6,512円 (+41円)
03/02 6,471円 (-40円)
03/01 6,511円 (-93円)
02/26 6,604円 (-114円)
02/25 6,718円 (+30円)
02/24 6,688円 (+72円)
10日間の金相場平均価格:6,530円/g
【パラジウム相場】週明け8日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯する中、米国長期金利の上昇やドル高が重しとなり4日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス2314.20ドル(-14.90ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、発表された中国の輸出が1-2月に急増した事を受け、アジア時間では買いが先行し上昇した。また、米上院が6日に可決した追加経済対策は下院で再審議され、今週中にも成立する見通しとなったほか、米国では新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、州政府が行動制限を緩和する動きが広がっている事で、景気回復期待が高まり米国株が取引時間中に史上最高値を更新するなど上昇。パラジウムも連れて上げ幅を拡大し、相場は一時2352.50ドルまで上昇した。しかし、米長期金利が再び上昇に転じた事や、ドル高の進行が重しとなり次第に売りに反転する展開となった。
国内のパラジウム相場は、マイナス圏での値動きとなったNY相場を映し反落。買取では1gあたり8,866円(-22円)と、小幅安に転じる展開となりました。昨年末以降パラジウムは方向感に乏しい展開となり、レンジ内での値動きが続く展開となっております。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/09 8866円 (-22円)
03/08 8894円 (+55円)
03/05 8839円 (-5円)
03/04 8844円 (-28円)
03/03 8872円 (+28円)
03/02 8844円 (+104円)
03/01 8740円 (-137円)
02/26 8877円 (-143円)
02/25 9020円 (+302円)
02/24 8718円 (-214円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,851円/g
12:00現在の金相場は1トロイオンス1693.70ドル、パラジウムは2320.75ドル、為替は1$109円20銭前後の値動きで推移しております。