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【金相場】3日のNY金相場は、米長期金利とドルの上昇に圧迫され反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1715.80ドル(-17.80ドル)と、マイナス圏に反転して取引きを終了。この日は米国長期金利が再び上昇に転じ、一時1.5%台に迫った事などから、外国為替市場ではドル買いが進み金は割高感が意識され相場を圧迫された。一方、この日発表された2月の米ADP民間就業者数と、2月の米サプライ管理協会(ISM)サービス業購買担当者景況指数(PMI)はいずれも市場予想を下回った事でドル高が一服。また、米長期金利の上昇に歯止めがかかったことから、金は次第に下げ幅を縮小。ただ、新型コロナウイルスワクチンの普及に伴う米景気の早期回復観測を背景に、安全資産としての金需要も乏しく、結局マイナス圏での取引きとなった。
国内の金相場は、売りに反転したNY相場を映し反落。買取ベースでは1gあたり6,439円(-73円)と、マイナス圏に転じ値を下げる展開となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/04 6,439円 (-73円)
03/03 6,512円 (+41円)
03/02 6,471円 (-40円)
03/01 6,511円 (-93円)
02/26 6,604円 (-114円)
02/25 6,718円 (+30円)
02/24 6,688円 (+72円)
02/22 6,616円 (+40円)
02/19 6,576円 (-35円)
02/18 6,611円 (-55円)
10日間の金相場平均価格:6,575円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する反動や、ドル高が進む場面では相場を圧迫され3営業日ぶりに反落。1トロイオンス2354.40ドル(-14.20ドル)と、マイナスサイドに反転して取引きを終了。3日の米国長期金利が上昇した事を受け、外国為替市場ではドル買いが進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に割高感が意識されたほか、米供給管理協会(ISM)が発表した2月の非製造業総合景況指数が、寒波の影響から9カ月ぶりの低水準となった事も材料視され軟調となった。一方、売り一巡後はドル高の一服や押し目買いも入り、一時2377ドルまで上昇するなどプラスサイドに反転する場面もあったが、売り買いもみ合いとなった米国株を眺めて、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、3営業日ぶりに売りに反転したNY相場を映しマイナス圏へ。買取では1gあたり8,844円(-28円)と、前日の上げをそのまま戻し、3営業日ぶりに反落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/04 8844円 (-28円)
03/03 8872円 (+28円)
03/02 8844円 (+104円)
03/01 8740円 (-137円)
02/26 8877円 (-143円)
02/25 9020円 (+302円)
02/24 8718円 (-214円)
02/22 8932円 (+264円)
02/19 8668円 (-165円)
02/18 8833円 (-28円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,835円/g
11:45現在の金相場は1トロイオンス1718.90ドル、パラジウムは2348.60ドル、為替は1$107円09銭前後の値動きで推移しております。