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【金相場】28日のNY金相場は、リスク投資意欲の改善を背景に売り優勢となり6日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1841.20ドル(-7.70ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。28日朝に発表された2020年10~12月期の米実質GDP(国内総生産)速報値が前年比3.5%減と、リーマン・ショック後の09年以来11年ぶりのマイナス成長となったが、事前の市場予想に近い伸びとなり、米週間新規失業保険申請件数も2週連続で改善した。これを受け、株式や原油などリスク資産への投資意欲が回復し、金は序盤より売りが先行し軟調となった。一方、外国為替市場ではドルが対ユーロで下落し、ドル建て商品の割高感が和らいだほか、欧州でのワクチン供給に遅れが出ている事で、金を買う動きもあり下値は限定的となった。
国内の金相場は、円安要因や引け後の海外相場の戻りを受けて上昇。買取ベースでは1gあたり6,739円(+20円)と、6営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
01/29 6,739円 (+20円)
01/28 6,719円 (-2円)
01/27 6,772円 (+24円)
01/26 6,753円 (-14円)
01/25 6,767円 (-30円)
01/22 6,797円 (-4円)
01/21 7,016円 (+1円)
01/20 6,725円 (+31円)
01/19 6,694円 (+69円)
01/18 6,625円 (-109円)
10日間の金相場平均価格:6,734円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、安値拾いやリスク投資意欲の高まりを背景に買われ上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス2322.80ドル(+11.80ドル)と、6営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、前5日間の下落による売り過剰感が意識され、時間外取引より安値拾いが入り上昇した。また、28日朝に発表された2020年10~12月期の米実質GDP(国内総生産)速報値が市場予想に近い伸びとなり、米週間新規失業保険申請件数も2週連続で改善。これを受け、株式や原油などリスク資産への投資意欲が回復したほか、外国為替市場ではドルが対ユーロで軟調となり、割安感が意識された事も買い材料となり、相場は一時2355ドルまで上げ幅を拡大した。その後、欧州で英アストラゼネカや米ファイザーが開発した新型コロナワクチンの供給が遅れていることや、コロナ対策で規制中の中国による需要減、米国株の急伸が一服した事で上値を重くするも、そのままプラス圏を維持して引けた。
国内のパラジウム相場は、買い優勢に転じたNY相場や円安の動きを受け急反発。買取では1gあたり8,547円(+126円)と、6営業日ぶりにプラスサイドに反転し、22日相場(約1週間)ぶりの高値に値戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/29 8547円 (+126円)
01/28 8421円 (±0円)
01/27 8421円 (-49円)
01/26 8470円 (-61円)
01/25 8531円 (-110円)
01/22 8641円 (-22円)
01/21 8663円 (+39円)
01/20 8624円 (-22円)
01/19 8646円 (-22円)
01/18 8668円 (-143円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,563円/g
11:20現在の金相場は1トロイオンス1846.90ドル、パラジウムは2353.70ドル、為替は1$104円51銭前後の値動きで推移しております。