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【金相場】23日のNY金相場は、米追加経済対策法案の成立期待などを手掛かりに買い戻され4営業日ぶりに反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1878.10ドル(+7.80ドル)と、買い優勢で取引きを終了。朝方発表された11月の個人消費支出(PCE)が7カ月ぶりにマイナスに転じたほか、週間新規失業保険申請件数も80万件超と高水準に留まるなど、一連の経済指標が冴えない内容となった事から、安値拾いも含め金を買う動きが活発となり序盤より上昇した。また、外国為替市場ではドルがユーロに対して軟調に推移。ドル建てで取引される金商品は割安感が意識され、相場は一時1883.70ドルまで上げ幅を拡大した。一方、トランプ大統領が議会が可決した総額9000億ドル規模の追加経済対策法案について、現金給付額が少なすぎるとして不満を表明。しかし、トランプ氏が署名を拒否した場合でも、議会が再可決すれば同法案は成立するため、将来的なインフレ高進を見込んだ金買いも再燃したほか、コロナ編異種への警戒感も見られ、この日は買い優勢で引けた。
国内の金相場は、買いに転じたNY相場を映し上昇。買取ベースでは1gあたり6,811円(+31円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/24 6,811円 (+31円)
12/23 6,780円 (-45円)
12/22 6,825円 (-32円)
12/21 6,857円 (+28円)
12/18 6,829円 (+49円)
12/17 6,780円 (+46円)
12/16 6,734円 (+65円)
12/15 6,669円 (-33円)
12/14 6,702円 (-21円)
12/11 6,723円 (-8円)
12/10 6,731円 (-98円)
10日間の金相場平均価格:6,771円/g
【パラジウム相場】23日のNYパラジウム相場は、ドルの反落や、リスクオンムードから買われ続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス2339.10ドル(+16.00ドル)と、値を伸ばして取引きを終了。米ファイザーと独ビオンテックが23日、米政府に追加で1億回分のコロナワクチンを供給する契約を結んだと発表。米政府は米モデルナから調達する分と合わせて4億回分を確保したことになり、来年前半にワクチン普及が本格化するとの見方が強まったほか、英EU通商交渉が大枠合意に至ったとの報道もあって、世界的な株高・商品高となるなどリスク選好意欲の高まりからパラジウムも買いが進み上伸した。一方、米追加経済対策法案はトランプ大統領が修正を求め、行方が再び不透明となった事や、コロナ変異種の急速な拡大を受けて警戒感が広がっている事に上値を重くするが、ドル安による割安感が相場を買い支え、結局買い優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、堅調となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,404円(+44円)と、値を伸ばし続伸しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/24 8404円 (+44円)
12/23 8360円 (+22円)
12/22 8338円 (-165円)
12/21 8503円 (+60円)
12/18 8443円 (+11円)
12/17 8432円 (+44円)
12/16 8388円 (+28円)
12/15 8360円 (-99円)
12/14 8459円 (-55円)
12/11 8514円 (+231円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,420円/g
14:15現在の金相場は1トロイオンス1886.15ドル、パラジウムは2339.70ドル、為替は1$103円57銭前後の値動きで推移しております。